旧国鉄時代に活躍し、国内では千葉県のいすみ鉄道で唯一、運行されていたディーゼル車両「キハ28」が27日、最後の定期運行を行いました。 この「キハ28」は、昭和39年に製造されたディーゼル車両で、いすみ鉄道で平成24年から主に観光列車として親しまれてきました。 同じタイプの車両は旧国鉄時代におよそ1800両製造されましたが、現在、運行しているのはこの1両だけです。 老朽化が進み、部品の交換に多額の費用がかかることから、27日が定期運行のラストランとなりました。 大多喜駅のホームに鉄道ファンなど多くの人がカメラを構えるなか、「キハ28」はゆっくりと動き出しました。 ホームでは、手を振って別れを惜しむ人の姿が見られました。 孫と訪れた80代の男性は「昔ながらのディーセル車両がまた一つなくなってしまい寂しいです」と話していました。 定期運行を終えた「キハ28」は今後、しばらくは貸し切り列車として運