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テロメアの検索結果1 - 10 件 / 10件

  • 寿命タイマーと考えられていた「テロメア」にまったく新しい機能が見つかる! - ナゾロジー

    DNAの末端にあるテロメアは細胞分裂のたびに短くなる特性から、ある種の寿命タイマーであると考えられていました。 しかし米国のノースカロライナ大学(UNC)で行われた研究により、染色体の先端にあるテロメアには、強力な活性を持つ2つの小さなタンパク質を生成可能であることが示されました。 この2つの小さなタンパク質は、一部のがん細胞やテロメア関連の遺伝疾患をもつ患者の細胞内に多く存在することが示唆されており、細胞の不調に応じて生産されるシグナル伝達の役割を果たしていると考えられます。 研究者たちは、テロメアが2つのシグナル伝達タンパク質をコードしている場合、がんや老化の仕組みや、細胞同士がどのように通信しているかについての、既存の常識がくつがえる可能性があると述べています。 しかし単調な繰り返し構造から成るテロメア(開始コドンを持たない)から、いったいどんな方法でタンパク質が作られたのでしょうか

      寿命タイマーと考えられていた「テロメア」にまったく新しい機能が見つかる! - ナゾロジー
    • テロメアが長くても寿命が延びるどころか「がん」リスクが急増するだけと判明! - ナゾロジー

      テロメアについて驚きの新事実が明らかになりました。 テロメアは主に遺伝子のコピーできる回数を制限するもので、これを伸ばせれば老化が防げるというイメージで語られてきました。 しかし米国のジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)で行われた研究により、長年に渡り「若さの源泉」と考えられていた長いテロメアに、がんの発生率を劇的に高める恐ろしい仕組みが隠されていることが示されました。 いったいどんな仕組みで長いテロメアは、がんを引き起こしていたのでしょうか? 研究内容の詳細は2023年5月4日に、世界5大医学雑誌の1つである『New England Journal of Medicine』に掲載されました。 Long Telomeres, the Endcaps on DNA, Not the Fountain of Youth Once Thought — Sc

        テロメアが長くても寿命が延びるどころか「がん」リスクが急増するだけと判明! - ナゾロジー
      • 超加工食品を多く食べる人はテロメアが短くなるという研究結果

        冷凍食品やファストフードなどの「超加工食品」を食べることは、染色体レベルで人体の老化を加速させることが、肥満に関するヨーロッパおよび国際会議であるEuropean and International Congress on Obesityの中で発表されました。研究によると、超加工食品を食べる人はそうでない人と比べると染色体の端にあるテロメアの長さが明らかに短くなっているとのことです。 Ultra-processed food consumption and the risk of short telomeres in an elderly population of the Seguimiento Universidad de Navarra (SUN) Project https://academic.oup.com/ajcn/article-abstract/111/6/1259/58

          超加工食品を多く食べる人はテロメアが短くなるという研究結果
        • テロメアって奴の病気のせいであと100年で死ぬんだけど死ぬまでにやっといた方がいいことってある?

          え?あれ?これマジでヤベーじゃん……って気づいたら急に時間が勿体なく感じてきてウマ娘アンインストールしたんだわ。 そしたらまあ日課が消えて暇になったから映画でも見るかと思ったんだけど、でも残りの人生考えたらダラダラ興味もない映画見てもなって。 だけどさ、本とかでも有名なのはそれなりに楽しいけど読み終わって何かが残るわけでもなく、10年後にはキャラの名前も忘れてストーリーだけうっすら覚えてるだけじゃん? でも勉強して仕事でバリバリするのに人生使うって言われても俺今やってる仕事別に好きじゃね―んだよな。 好きな仕事につけって言われても子供の頃憧れてた仕事の練習みたいのちょっとやったら「消費者として好きなだけだな……」って気づいちゃって何の夢もねえのよね。 どうすっかなあ……こうやって悩んでるうちに一週間後に気づいたらアクナイとかアイギスとか再開してたらそりゃウマ娘やってた頃と何が違うねんだよな

            テロメアって奴の病気のせいであと100年で死ぬんだけど死ぬまでにやっといた方がいいことってある?
          • 特定のビタミンが「老化を約3年遅らせる」可能性...「細胞の寿命」とテロメアとは?【最新研究】

            <サプリ1つで「生物学的年齢」が変わる? 老化抑制に関する最新の研究結果について> ビタミンDが細胞老化の指標とされるテロメア短縮を抑制し、生物学的な老化の進行を遅らせる可能性があるという新たな研究結果が示された。 年齢は、生まれてから何年経ったかという「暦年齢(chronological age)」で測られるのが一般的だ。しかし暦年齢は健康状態や生活習慣、遺伝、後成遺伝学(エピジェネティクス)、環境要因などを反映していない。 一方で生物学的年齢(biological age)は、バイオマーカーや後成遺伝学的(エピジェネティック/epigenetics)な変化、生理的要因などに基づいて測定され、より個人の実態に即した老化の指標となる。 科学界では、生物学的年齢は個々によって異なるため、ヒトの老化の過程をより細やかかつ正確に捉える手段として注目されている。 テロメアはDNA配列とタンパク質で

              特定のビタミンが「老化を約3年遅らせる」可能性...「細胞の寿命」とテロメアとは?【最新研究】
            • ジャンクフードは老化早める可能性 染色体のテロメアに差

              ホットドッグを食べる人(2010年4月29日撮影、資料写真)。(c)Martin BERNETTI / AFP 【9月1日 AFP】工業的に加工されたジャンクフードをたくさん食べる人は、老化に関連する染色体上の遺伝子マーカーが変化する可能性が高いとする研究結果が1日、オンラインで行われた欧州・国際肥満学会議(ECO-ICO)で発表された。 いわゆる「超加工食品」を1日に3品以上食べる人は、そうした食品をめったに食べない人に比べて、染色体の末端部位にありDNAとタンパク質から成る「テロメア」が短くなる確率が2倍になるという。 テロメアの短さは細胞レベルでの生物学的老化の指標であり、今回の研究では食事が細胞の老化を早める要因であることが示唆された。ただし、加工度が高い食品の摂取とテロメアの短縮の相関関係は強いが、因果関係についてはいまだ推測の域を出ないと論文の著者らは警告している。 人間の体細

                ジャンクフードは老化早める可能性 染色体のテロメアに差
              • 寿命タイマーと考えられていた「テロメア」にまったく新しい機能が見つかる! (2/2) - ナゾロジー

                テロメアから作られたタンパク質はシグナル伝達を担っているテロメアタンパク質 / Credit:University of North Carolina2011年に行われた研究により、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の原因が、TERRA(テラ)とよく似た繰り返し構造を持つRNA分子であり、そのRNA分子から2つのアミノ酸からなる毒性タンパク質が生成されていることが報告されました。 そこで今回ノースカロライナ大学の研究者たちはテロメアから作られたRNA「TERRA(テラ)」からも、タンパク質が生産されると仮説を立て、証明するための実験を行いました。 結果、TERRA(テラ)から2つの小さなタンパク質が実際に生成できることが判明します。 生産されたタンパク質は筋萎縮性側索硬化症(ALS)の原因タンパク質と同じように2つのアミノ酸から構成されており、1つ目はバリンとアルギニン(VR)が交互に結合したも

                  寿命タイマーと考えられていた「テロメア」にまったく新しい機能が見つかる! (2/2) - ナゾロジー
                • スパイクタンパク質がテロメアを短縮化させる…?ことを彷彿とさせるオランダの論文を読み、問題の根幹が別次元に進んでいる可能性を思う - In Deep

                  ブログ記事の引用・転載はすべて自由です。その際、ページのリンクを示していただけると嬉しいです。以下でキーワード記事検索ができます。 longevitybynature.biz まさかそこにまで? 今日、たまに見る有害事象関係の日本の SNS を読んでいましたら、その中のひとつのリプ(っていうんでしたっけ。返答のことです)に、 「スパイクタンパク質はテロメアを壊すらしい」 というものがあり、それを読み、「さすがにそんなことは」と思いながら、その後、英語を適当に繋げて、いくつか論文を検索していましたら、以下のふたつの論文が出てきました。 どちらもテーマは異なるものですが、これらは正確にいえば、「 COVID-19 のスパイクタンパク質が、テロメアの長さを減少させる」といっているのではなく、 「コロナの重症度が、その人のテロメアの長さと関係している」 ことに言及しているものでした。この「テロメア

                  • 若々しさを保つ「テロメア」は延命効果よりがんリスクの方が高い?

                    テロメアの長さが細胞の分裂回数を制限していると考えられる(写真はイメージです) nobeastsofierce-shutterstock <米ジョンズ・ホプキンス大医学部の研究者たちが長いテロメアを持つ人たちの健康状態を調査したところ、毛髪などの若々しさが保たれていた反面、一般の高齢者に比べてがんになりやすいことが分かった。その理由をテロメアの発見史とともに解説する> 細胞核を持たない一部の生物(細菌や古細菌などの原核生物)以外の動物や植物は、真核生物と呼ばれます。染色体の両端に「老化のカウント装置」と考えられている「テロメア」と呼ばれる部分を持っています。 テロメアは、特徴的な繰り返し配列を持つDNAとタンパク質でできています。細胞が分裂するときは染色体の遺伝情報がコピーされますが、テロメアは重要な遺伝情報を確実にコピーできるようにする保護キャップの役割をしています。 また、細胞には分裂

                      若々しさを保つ「テロメア」は延命効果よりがんリスクの方が高い?
                    • テロメアとは|研究用語辞典 - 研究ネット

                      テロメア(telomere) はギリシア語で「末端」を意味する「テロ(telos)」と「部分」を意味する「メア(meros)」から作られた単語です。テロメアは特徴的な繰り返し配列をもつDNAと、様々なタンパク質からなる染色体の末端にある構造です。 細胞が分裂する過程でDNAの複製が行われますが、直鎖状染色体DNAが複製されるとき、新生DNA鎖の5’端は鋳型に比べて短くなります。これは末端複製問題とよばれており、DNA複製がプライマーとよばれる核酸の断片から一方向にDNAを合成していく反応であるために鋳型鎖の3’最末端(新生鎖の5’末端)が合成されないことが原因で起こります。また、鋳型鎖の5’端も複製後に分解されるため、新生鎖と鋳型鎖はともに複製の度に5’末端が50~150塩基ずつ短縮していきます。つまり5’末端から遺伝子が失われていくことになりますが、テロメアが付いているためテロメアが短縮

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