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  • 人生の選択としての可能性と宿命:もしくはヘーゲルにおける無限と有限 ~人間は無限なものとして可能性が開かれているが、何者かになることによって有限な存在となり、そして有限なものを積み重ねていくことで再度無限な存在となる - 日々是〆〆吟味

    人生の選択としての可能性と宿命:もしくはヘーゲルにおける無限と有限 ~人間は無限なものとして可能性が開かれているが、何者かになることによって有限な存在となり、そして有限なものを積み重ねていくことで再度無限な存在となる 人間の人生と選択 【小林秀雄『小林秀雄初期文芸論集』】 人間の成長と『精神現象学』 【ヘーゲル『精神現象学』】 無限なものとして開かれている、人間の最初の姿 有限なものとして限定された形で期待される人間の姿 前回のお話 オリジナリティの意味する偶然的結果としての〝この私〟と必然的人生としての宿命 ~決して一致しない個々の人間精神を越える唯一の存在として認識してみなされる〝この私〟 - 日々是〆〆吟味 人生の選択としての可能性と宿命:もしくはヘーゲルにおける無限と有限 ~人間は無限なものとして可能性が開かれているが、何者かになることによって有限な存在となり、そして有限なものを積

      人生の選択としての可能性と宿命:もしくはヘーゲルにおける無限と有限 ~人間は無限なものとして可能性が開かれているが、何者かになることによって有限な存在となり、そして有限なものを積み重ねていくことで再度無限な存在となる - 日々是〆〆吟味
    • ショーペンハウアー思想のニーチェの先駆者としての側面と、ヘーゲルへの対抗意識 - 日々是〆〆吟味

      ショーペンハウアーにおけるヘーゲルへの反抗とニーチェの先駆者 ショーペンハウアーと哲学 【プラトン全集,カント全集】 【ショーペンハウアー『意志と表象としての世界』】 ヘーゲルとの講義対決 カントに対するヘーゲルとショーペンハウアー 【ヘーゲル『精神現象学』】 前回のお話 waka-rukana.com ショーペンハウアーにおけるヘーゲルへの反抗とニーチェの先駆者 ショーペンハウアー全集(全14巻別巻1・限定復刊・分売不可) 作者:ショーペンハウアー 発売日: 2004/09/22 メディア: 大型本 ニーチェがヘーゲルに対して直接対抗していたかはわかりませんが、ヘーゲルの同時代に直接対抗していた哲学者は確かにいました。それはショーペンハウアーという人です。 ショーペンハウアーは哲学者の例に漏れずかなり変わった人です。まず生まれから少し変わっていますが、なんでもショーペンハウアーの母親はゲ

        ショーペンハウアー思想のニーチェの先駆者としての側面と、ヘーゲルへの対抗意識 - 日々是〆〆吟味
      • 歴史の終わりによる資本主義の勝利という決着? 〜フランシス・フクヤマに言わせればヘーゲル的な歴史は終わった - 日々是〆〆吟味

        資本主義の勝利と歴史の終わり マルクスの予言と元気な資本主義 歴史は終わった? 【フランシス・フクヤマ『歴史の終わり』】 【ヘーゲル『歴史哲学講義』コジェーヴ『ヘーゲル読解入門』】 資本主義国家アメリカの勝利宣言 【浅田彰『「歴史の終わり」を超えて』】 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/306/2021.02.18 資本主義の勝利と歴史の終わり 新版 歴史の終わり〔上〕: 歴史の「終点」に立つ最後の人間 (単行本) 作者:フクヤマ,フランシス 発売日: 2020/09/01 メディア: 単行本 マルクスの予言と元気な資本主義 マルクスの予言は今のところ達成されてはおらず資本主義は元気です。そして資本主義は死にそうにありませんし、独り勝ちしているようにも思えてきます。 しかしヘーゲルの歴史観を思い返してみますと、世界史というのは理念の戦いだったわ

          歴史の終わりによる資本主義の勝利という決着? 〜フランシス・フクヤマに言わせればヘーゲル的な歴史は終わった - 日々是〆〆吟味
        • キルケゴールのあれかこれかとヘーゲルのあれもこれもの弁証法 〜ヘーゲルの聴講者キルケゴールの疑問 - 日々是〆〆吟味

          キルケゴールによるヘーゲルへの疑問と実存主義の原点 ヘーゲルの聴講者キルケゴール ヘーゲルに疑問を抱いた哲学者キルケゴール 【ヘーゲル『精神現象学』『エンチュクロペディー』】 あれかこれか、という人間の選択 【キルケゴール『あれか、これか』】 前回のお話 waka-rukana.com キルケゴールによるヘーゲルへの疑問と実存主義の原点 死に至る病 (岩波文庫) 作者:キェルケゴール 発売日: 1957/01/01 メディア: 文庫 ニーチェはショーペンハウアーの愛読者だったそうですが、そのため実存主義を遡っていくとハイデガーからニーチェ、ショーペンハウアーへと至る流れがあるようです。 それともう1人キルケゴールという大物がいます。私はキルケゴール読んでなくてよく知らないのですが、ちょっとだけついでなので知らないなりに無理して書いてみようかと思います。 ヘーゲルの聴講者キルケゴール ショー

            キルケゴールのあれかこれかとヘーゲルのあれもこれもの弁証法 〜ヘーゲルの聴講者キルケゴールの疑問 - 日々是〆〆吟味
          • ヘーゲル思想の壮大な大体系哲学と小さな人間の位置の行方 - 日々是〆〆吟味

            前回のお話 キルケゴールのあれかこれかとヘーゲルのあれもこれもの弁証法 〜ヘーゲルの聴講者キルケゴールの疑問 - 日々是〆〆吟味 ヘーゲルの壮大な大体系と小さな人間 精神現象学 作者:G.W.F. ヘーゲル 発売日: 1998/03/01 メディア: 単行本 ハイデガーとか実存主義とかになりますと、なんだか人間の実存主義という苦しそうなものを捉えた大変な哲学のように思えてきますが、どうも遡ってみるとヘーゲルみたいな人にぶつかってしまいそうです。 ヘーゲルと人間 しかしヘーゲルはそんな人間個人のことなんて苦しみの形ではそんなに考えていないような気もします。多分個人というものを焦点にしたものは『精神現象学』になるのかもしれませんが、ここでは人間は神の領域とでもいえそうな絶対知にまで向かっていく、そんなすごい精神成長のモデルを描いているようにも見えます。なんかみじめな人間の姿なんかなさそうです。

              ヘーゲル思想の壮大な大体系哲学と小さな人間の位置の行方 - 日々是〆〆吟味
            • 名著129「精神現象学」ヘーゲル - 100分de名著

              19世紀初頭に活躍した哲学者ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル(1770 - 1831)は近代哲学の完成者ともいわれます。彼が確立した哲学は「ドイツ観念論」と呼ばれ、現代思想にも大きな影響を与え続けてきました。そんなヘーゲルが、人間の実践のアンサンブルとして歴史、社会、文化をとらえ直し、解明しようとしたのが主著の一つ「精神現象学」です。哲学史上、最も難解な名著の一つといわれるこの著作をわかりやすく読み解き、現代に通じるメッセージを掘り起こします。 「精神現象学」が書かれた19世紀初頭のヨーロッパは、未だフランス革命の余波の中にあり、まだ領邦国家に分裂し統一国家の体をなしていなかったドイツはナポレオンに蹂躙されつつありました。時代が激動する中、どうしたら理想的な共同体を実現することができるのか、その共同体の中で人間はいかにして真の自由を獲得できるのかを考え抜いたヘーゲルは、哲学の

                名著129「精神現象学」ヘーゲル - 100分de名著
              • 川瀬 和也『ヘーゲル哲学に学ぶ考え抜く力』(光文社新書) on Twitter: "ある表現が直接的に誰かを傷つけることがあるという話と、差別的な構造の再生産に寄与しうるという話は全く別なので、後者の影響に配慮することは、通常の意味で読者の声を聞くこととは全く別のこととして道徳的に要請されるはず。これがとても重要かつ理解されにくいところ。"

                ある表現が直接的に誰かを傷つけることがあるという話と、差別的な構造の再生産に寄与しうるという話は全く別なので、後者の影響に配慮することは、通常の意味で読者の声を聞くこととは全く別のこととして道徳的に要請されるはず。これがとても重要かつ理解されにくいところ。

                  川瀬 和也『ヘーゲル哲学に学ぶ考え抜く力』(光文社新書) on Twitter: "ある表現が直接的に誰かを傷つけることがあるという話と、差別的な構造の再生産に寄与しうるという話は全く別なので、後者の影響に配慮することは、通常の意味で読者の声を聞くこととは全く別のこととして道徳的に要請されるはず。これがとても重要かつ理解されにくいところ。"
                • ヘーゲル(再)入門ブックガイド 2019|gaccoh

                  12/22(日)に東京セミナー学院(池袋)で川瀬和也さんによる『精神現象学』にスポットを当てた講座「ヘーゲル(再)入門ツアー 2019→2020」を行います。 「ヘーゲル(再)入門ツアー 2019→2020」 日時:2019年12月22日(日)12:30〜15:50 会場:東京セミナー学院(池袋駅より徒歩7分) お申し込みはこちらから それに合わせて以前川瀬さんが作ってくださった『ヘーゲル(再)入門ブックガイド 2019』をこちらにもアップしておきます。気になった本があればぜひ実際に読んでみてください。そして講座にもご参加ください!(GACCOH太田) ---------- カテゴリ1:ヘーゲル(再)入門 西洋哲学に興味のある者でその名を知らぬ者はいない、と言ってもよい大哲学者ヘーゲル。しかし、彼の思想を学ぶことには独特の困難が伴う。 ヘーゲルの文章は非常に難解で、西洋哲学の中でもトップレ

                    ヘーゲル(再)入門ブックガイド 2019|gaccoh
                  • 『ヘーゲル哲学に学ぶ考え抜く力』(光文社新書)で目指したこと - 川瀬和也 研究ブログ

                    昨日、拙著『ヘーゲル哲学に学ぶ考え抜く力』(光文社新書)が発売されました。「これからのビジネスに必要なのは哲学だ」という力強いコピーも(このコピーは私が直接考えた者ではありませんが)つけていただき、大変ありがたいのですが、逆に、川瀬は急にビジネス書を書いたりしてどうしたのだ、と思われている方もいるかもしれません。また、ビジネスに哲学が使えるなんていかにもうさんくさい、本当に役立つのだろうか、と購入を迷っている方もいるかもしれません。そのような方の検討材料にしていただくためにも、この本の執筆の経緯について少し書いてみたい思います。 「光文社新書」というチャンス Amazon等で書影をご覧いただくとわかりますが、本書は帯でも「ビジネス」が強く押し出されています。これを全面に押し出すことにしたのには、ビジネスパーソンの皆さんにとって、哲学が必要な時代になっているのではないか、という想いからです。

                      『ヘーゲル哲学に学ぶ考え抜く力』(光文社新書)で目指したこと - 川瀬和也 研究ブログ
                    • ヘーゲル「精神現象学」 「実体が主体」という独創|好書好日

                      Georg Wilhelm Friedrich Hegel(1770~1831)。ドイツの哲学者 大澤真幸が読む 『精神現象学』は、精神の発展の大パノラマのような驚異の書物である。ヘーゲルは、「感覚」から始まって、「知覚」「悟性」「自己意識」「理性」「精神」「宗教」を経て「絶対知」に至る意識の全成長過程を、目がくらむほど多彩な話題を繰り出しながら論じ尽くす。 この大著を導く最も重要な着想は、序文の「真なるものを実体としてではなく、同様に主体として把握し表現する」という宣言に読み取ることができる。「実体」とは不変の真実在のことで、要するに「神」のことだと思えばよい。その実体が「主体」でもあると見なしたところにヘーゲルの独創がある。 実体が主体である、とはどういうことか。もとにあるイメージは、キリスト教の神の「受肉」である。受肉とは、神(実体)がキリストという人間(主体)になることだ。 この実

                        ヘーゲル「精神現象学」 「実体が主体」という独創|好書好日
                      • 3分でわかる! ヘーゲル『歴史哲学講義』

                        河合塾やその他大手予備校で「日本史」「倫理」「現代社会」などを担当。 中央大学文学部哲学科卒業後、上智大学神学部に学ぶ。 歴史をはじめ、哲学や宗教などのわかりにくい部分を読者の実感に寄り添った、身近な視点で解きほぐすことで定評がある。 フジテレビ系列にて深夜放送された伝説的知的エンターテイメント番組『お厚いのが、お好き?』監修。 著書『日本史《伝説》になった100人』(王様文庫(三笠書房))、『図解でわかる! ニーチェの考え方』、『図解 世界一わかりやすい キリスト教』『誰でも簡単に幸せを感じる方法は アランの『幸福論』に書いてあった』(以上、KADOKAWA)、『超訳 哲学者図鑑』(かんき出版)、『オッサンになる人ならない人』(PHP研究所)、『哲学の小径―世界は謎に満ちている!』(講談社)、『空想哲学読本』(宝島社文庫)など多数。 読破できない難解な本がわかる本 びっくりするほど役に立

                          3分でわかる! ヘーゲル『歴史哲学講義』
                        • 【ユヴァル・ノア・ハラリを読む】 ハラリの「虚構」概念をめぐって ―─ヘーゲルとガブリエルを参照しつつ|Web河出

                          寄稿 単行本 - 人文書 【ユヴァル・ノア・ハラリを読む】 ハラリの「虚構」概念をめぐって ―─ヘーゲルとガブリエルを参照しつつ 瀧澤弘和(中央大学経済学部教授) 2020.01.14 ハラリの著作を貫く基本コンセプトとは ハラリは『サピエンス全史』,『ホモ・デウス』,『21 Lessons』を通じて,人類が辿ってきた過去,未来,そして現在を描いている.実は,ハラリがこれらの著作において挙げている個々の「事実」はそれ自体としては,よく知られているものであることが多い.それにもかかわらず,全体として大きな含意をもったストーリーが展開されているということは特筆すべきことであり,このことこそがハラリ独自の天才的洞察のなせる技だと言える.では,このような壮大なロジックの展開を可能にしているものは何なのだろうか.私が思うに,その鍵は,ハラリが彼の著作を貫いて使用しているコンセプトのダイナミシティにあ

                            【ユヴァル・ノア・ハラリを読む】 ハラリの「虚構」概念をめぐって ―─ヘーゲルとガブリエルを参照しつつ|Web河出
                          • 200年前の名著、ヘーゲル『法の哲学』を「今」読むべきワケ(竹田 青嗣,西研)

                            現代資本主義は、富の格差の一方的な拡大を抑止できないことによって大きな矛盾を露呈し、現代の民主主義の理念に深刻な疑義がもたらされています。そんな今だからこそ、近代政治の本質理論としての民主主義理念の内実を本質的に吟味しなおす必要があると、著者の一人である竹田青嗣さんは言います。現代に生きるわれわれは『法の哲学』から何を学びうるのでしょうか? 近代哲学の重要な原理を平易に読み解く大好評シリーズ第4弾!本日発売の『超解読! はじめてのヘーゲル『法の哲学』』より「まえがき」を一部抜粋してお届けします。 いまなぜ『法の哲学』か われわれ(竹田・西)は、すでにヘーゲルの『精神現象学』の超解読版を出しているが、もう一つの代表作『法の哲学』の超解読版をなんとしても出したいという思いを長くもっていた。 その理由は、ルソーの『社会契約論』とヘーゲル『法の哲学』は、現代の市民国家あるいは民主主義国家の「正当性

                              200年前の名著、ヘーゲル『法の哲学』を「今」読むべきワケ(竹田 青嗣,西研)
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