台湾のデジタル担当相、唐鳳(オードリー・タン)氏=台北市の行政院で2020年11月23日午前11時、福岡静哉撮影 台湾の蔡英文政権は、23日にある東京オリンピックの開会式にデジタル担当相の唐鳳(オードリー・タン)氏(40)を派遣すると決めた。台湾行政院(内閣)の報道官は10日、「政府を代表して出席するのに最適の人選だ」と述べた。唐氏は日本に数日間、滞在する見通し。 台湾では5月以降、新型コロナウイルスの感染が急速に拡大。日本政府は台湾にワクチンを提供し、支援してきた。…
大型連休となった今年の台湾の春節(旧正月)だが、国際空港にもほど近い台湾北部・桃園市にある「桃園忠烈祠曁神社文化園区」(桃園忠烈祠および神社文化公園)では、日本統治時代の神社境内で「桃園神社」の「初詣」正式参拝神事などが行われ、連日大勢の参拝者らでにぎわった。実はこの境内にある本殿や拝殿などは戦後は、辛亥革命や日中戦争などで戦没した中国将兵らの霊を祭る「忠烈祠」となっており、当時社務所だった建物を「桃園神社」本殿とする民間業者主体の神事などには一部市議らが抗議する事態となっていた。 今年の春節は1月28日が大晦日にあたる除夕で、同29日から31日までが正月三が日。台湾では直前の週末である1月25日から2月2日まで9日間の大型連休となり、公共交通機関や観光地は帰省客や内外旅行客で混みあった。 撮影:吉村剛史円安で日本旅行自体身近になってはいるが、この桃園神社では元日にあたる1月29日から午前
台湾では1月の総統選挙で与党民進党の頼清徳氏が当選を果たし、政権継続が決まった。日台関係は非公式ながらも関係強化が近年進んできたが、先行きに不安がないわけでは決してない。最大の懸案事項は、日本政界で「親台湾」の立場を貫いてきた自民党の旧清和政策研究会(安倍派)勢力の弱体化である。 1月下旬、日本の国会議員でつくる台湾友好グループ「日華友好議員懇談会(日華懇)」が臨時総会を開き、台湾選挙の最新情勢について報告が行われた。総統選挙の際には日華懇の古屋圭司会長が訪台し、当選直後の頼清徳氏や蔡英文総統と会談している。その場で、古屋は蔡総統に「退任後の訪日」を呼びかけたという。 蔡英文総統は明確な回答はしなかったが「日本は大好きなのでいつか必ず訪れたい」と話したという。総統経験者の訪日といえば、思い出すのは2001年の李登輝訪日だ。当時、中国は大反対。日本政府も賛否両論割れて大騒ぎになった。当時朝日
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