北海道電力は大規模な停電解消に向けて火力発電所の再稼働などの復旧作業を進めた結果、8日午前2時現在、全体の99パーセントで電力が復旧したと発表しました。 道内全域に及んだ今回の大規模な停電で北海道電力は、火力発電所の再稼働や本州から電力融通を受けながら停電の解消を進めてきました。 北海道電力の発表によりますとこの結果、8日午前2時現在でおよそ300万キロワットの出力を確保し、道内全域295万戸のうち、99パーセントにあたる292万2000戸で電力が復旧したとしています。 今後の見通しについて世耕経済産業大臣はきのう、記者団に対して、8日中に最大で360万キロワット程度の出力を確保し、道内のほぼ全域に電力供給を始められる見込みがたったという認識を示しました。 ただ、再稼働した発電所でトラブルがあった場合などは一気に電力需給がひっ迫するおそれもあることから、国や北海道電力はできる範囲で節電に協