ワールドカップ(W杯)アジア最終予選B組は17日、リヤドでサウジアラビア−北朝鮮の最終戦が行われ、0−0で引き分けた。勝ち点12で並んだ両国だが、得失点差で北朝鮮が上回り、8強入りして旋風を巻き起こした1966年イングランド大会以来、44年ぶりのW杯本大会出場を決めた。 B組では同日、ソウルで行われた韓国−イランはパク・チソンの同点ゴールで1−1と引き分け、韓国は1位通過。北朝鮮は引き分け以上で2位、サウジは勝たなくてはいけない試合だった。 試合開始から自陣に引き、ゴール前を固める北朝鮮に対し、ボールを持たされている格好のサウジはなかなか決定機をつかめず、ハザージのアクロバチックなオーバーヘッド・ボレーやカプタールのヘッドがホームの観客を沸かせたが、北朝鮮もJリーグ川崎フロンターレのFWチョン・テセの強引なカウンターでサウジ・ゴールを脅かした。 後半に入り、サイドにボールを集め始めたサウジ