ブックマーク / blog.tinect.jp (425)

  • できないことを、淡々と「できるよね?」と言われるのが、えらいシンドかったという話。

    これは以前も書いたような気がするのだけど。 僕はかつて、「よかれ」と思って後輩にミスを淡々と指摘し続けて、一歩手前にしてしまった事がある。 治すべきミスをキチンと指摘してあげたほうが、その後の改善ポイントがわかりやすいと思っての事だったのだけど、結果としてはあまり良いものとはならなかった。 なぜ後輩が落ち込んでしまったのか、正直なところ以前は正直よくわからなかった。 「仕事というのは怒られるうちが華」と洗脳にも近い形で教育されてきた身からすると、説教されずにファクトだけをベースに指導してもらえるだなんて、夢のような話じゃないかと思っていたぐらいである。 ところが最近、ちょっとした病をやり、自分自身がそれまで物凄く簡単にできていた事が全然できなくなった事により、目の前で出来ないことを淡々と「できるよね?」と言われる事がエラいシンドイということを身をもって知ることとなった。 「できません」と

    できないことを、淡々と「できるよね?」と言われるのが、えらいシンドかったという話。
  • できないことを克服しようとするより、得意なことを更に強化したほうが、成果を出しやすい。

    経営者や部下を持つ管理職の方々から、 「もっと変わってほしいんですよねー。社員(部下)たちに。」 という話を聞くことがある。 例えばどんなふうにですか?と聞くと、大体、「もっと勉強してほしい」とか「ロジカルシンキングを身に着けてほしい」のような、能力の話から始まる。 そして、「気が利くようになってほしい」とか、「積極性がほしい」といった性質の話。 そして最後は「整理整頓ができるように」や「時間厳守に」「レスポンスを早く」といった、新人教育で行っているような習慣の話になる。 もう100億回くらい同じような話を聞いたので、つくづく、人間は他人に対して多くを要求するのだなあ、と思う。 でも残念ながら、私はそういった話には懐疑的である。 今まで当に多くの組織を見てきたが「他者を変えようとする試み」は大半が失敗する。 得られるものは殆どない。 もちろん、誤解のないように言っておくと、人間は変わるこ

    できないことを克服しようとするより、得意なことを更に強化したほうが、成果を出しやすい。
  • 「至急」を乱用するディレクター、マネジャー、管理職は、マネジメント能力が低い。

    端的にいうと、私は「至急」という言葉が好きではありません。 なぜ好きではないのか。 「催促されたくない」という意味でこの言葉が好きでない方は多いでしょう。 人に急かされることが嬉しい人なんていませんから、総じて「至急」という言葉を使うと嫌わるものです。 しかしそのこと以上に、私があえて「好きでない」としてこの言葉を取り上げるのは、 「自分の仕事の段取りの悪さを、強い立場を利用して他人に解決させるズルい言葉、人をダメにする言葉」 だと思うからです。 そもそも、なぜ「至急」などという言葉を使って、他人に指示・依頼しなければいけない状況に陥るのでしょうか。 それは主に、指示・依頼をする側に計画性がないからです。 起こりうる障害を予測して予防・回避する力。 時間や段取りを管理する力。 無理が生じないように交渉する力。 プロジェクト全体を想像し、悪影響が出ない最適な打ち手を考える力。 要するに、マネ

    「至急」を乱用するディレクター、マネジャー、管理職は、マネジメント能力が低い。
  • 「収入/睡眠時間」を犠牲にしてまで、「夢/やりがい」を追求できる人は少ない。

    『二度寝とは、遠くにありて想うもの』(津村記久子著/講談社文庫)という、芥川賞作家・津村記久子さんのエッセイ集で、こんな文章を読みました。 必死に「やりがい」を求めて、エントリーシート提出のための説明会も含めると四回もの試験を受けて何とか潜り込んだ会社は、九ヵ月でやめることになった。 大学を卒業して、会社に使われるようになって強く思うことは、仕事はとにかく生業だということである。 もう少しつっこんだことを言うなら、仕事を見つけるという行為は、べていくために毎日こなさなければいけないことと、そのことで受け取る金額と、自分の適性の間に、自分が耐えうる妥協点を見いだすことであると思う。 社会人をうん十年やっている、という人たちからしたら、当におかしなことかもしれないけれども、1999年当時の新卒の就職活動で、このことを強調された機会はほとんどなかった。 セミナーにやってくる人たちの話を鵜呑み

    「収入/睡眠時間」を犠牲にしてまで、「夢/やりがい」を追求できる人は少ない。
  • いつの間にか「好きなことをしていい」時代から、「好きなことをしないと豊かになれない」時代に変わった。

    最近、以下のようなフレーズを、当によく見かけるようになった。 「好きなことを仕事に」 「やりたいことを見つなさい」 「好きなことだけをやれ」 ネット上のみならず、旧来のメディア上にも、そのような言説が踊る。 「前から、そう言う人っていなかった?」という方もいるかもしれない。 それは、そのとおりだ。 人類は常に「昔より、より大きな自由」を獲得してきた。 スティーブ・ジョブズは2006年のスタンフォード大学のスピーチで、こう言った。 (出典:https://www.youtube.com/watch?v=VyzqHFdzBKg) アメブロで20万人のフォロワーを抱える、心理カウンセラーの心屋仁之助さんは、「好きなことだけして生きていく」というを2014年に出している。 Googleが、ヒカキンを使ってYoutubeで「好きなことで、生きていく」というプロモーションを打ったのも2014年だ。

    いつの間にか「好きなことをしていい」時代から、「好きなことをしないと豊かになれない」時代に変わった。
  • 「肥満の原因」にアプローチしたら、1週間で6キロ減量できたのでやったことを書く。

    実はここ1年で結構太った。具体的に言うと標準体重+8キロで、まあ立派な肥満である。 さすがにあまりよろしくないよなぁと半年ぐらい生活を色々工夫してみたり、筋トレをやってみたりしていたのだけど、これがまあ全然やせない。 ダイエットというのは当に面白いもので、人それぞれ色々なカチッとポイントがある。 そこが見つけ出せるとスルッと痩せられるのだが、逆にそれがみつからないと全く進展しない。 まったくもって絶妙なゲームバランスである。 なお、ある統計によるとダイエットの成功確率は3%程度のようで、まあ端的にいって超高難易度ゲームだ。 どうしたもんかなーと思っていた時、「トロント最高の医師が教える 世界最新の太らないカラダ」という非常におもしろいを見つけ、このに書かれた通りに色々やってみたところ見事に1週間で6キロほどの減量に成功したので、ちょっとサクセスポイントやNGポイントを交えて書いてい

    「肥満の原因」にアプローチしたら、1週間で6キロ減量できたのでやったことを書く。
  • 「マネージャー不要」という人いますけど、大抵の人はマネージャーが管理してくれないと仕事ができないんです。

    ホーム > 「マネージャー不要」という人いますけど、大抵の人はマネージャーが管理してくれないと仕事ができないんです。 こんな記事を拝読しました。 どう考えてもマネージャなんて不要だからそれで上手くいくなんて期待しない方がいい 色んなマネージャがいる。何をやる仕事だろうか?役に立ってる?要らないだろ?って話をまとめたい。 別段批判という訳ではないんですが、思ったことを書きます。 私はシステム関係の仕事をしておりますので、この話を「一般的なシステム開発におけるマネージャーの仕事」の話として解釈してみます。 数人から十数人程度のメンバーが、それぞれ細分化されたタスクを割り振られて、当該タスクの達成を日々のミッションとして働いている現場と、その現場をまとめているマネージャーを想定しましょう。 で、そのマネージャーが不要かどうか、と考えます。 web上で「マネージャー不要論」というものを目にする機会

    「マネージャー不要」という人いますけど、大抵の人はマネージャーが管理してくれないと仕事ができないんです。
  • 今の子どもは道草をしない。その真の意味とは。

    いまどきの子どもは行儀が良い。 うちの子どもを見ていても、その友人達を見ていても、遠い街の見知らぬ子どもを見ていてもそう感じる。 もちろん子どもだから、多少の不備や不注意はある。 それでも高齢者には席を譲り、道路で出会った人には挨拶をし、道草をしないで登下校する。 そう、子どもが道草をしないのだ。 当直明けの平日が休みになった時、帰宅する私と学校に到着する子どもがすれ違うことがあるのだが、うちの子どもも含めて、子ども達はまっすぐ学校に向かっていく。 空想イメージ上のドイツ人のごとく、子ども達は時間に正確だ。 下校の時もそうで、学校から自宅まで、まっすぐに帰ってくる。 授業が終わって自宅に着くまでの所要時間はいつも同じだ。 通学路の途中には、子どもがよく遊ぶ公園や神社もあるけれども、それらに立ち寄って遅れることは無いという。 実際、下校時間にそのあたりを散策してみると、真っ直ぐに下校する子ど

    今の子どもは道草をしない。その真の意味とは。
  • 高島屋の店長に話を聞いたら、地方で着々と「人口減少社会への適応」が進んでいて、驚いた。

    つい先日、高崎高島屋の中川徹社長に話を聞くため、群馬県の高崎市に行ってきた。 彼は中高の同級生で、再会するのは20年以上ぶりだ。 中川さんは、高崎に配属される以前は、神奈川県横浜市にある、港南台店の店長に店舗史上最年少で抜擢され、構造改革に力を尽くしてきた、やり手である。(参考:「港南台モデル」を 高島屋港南台店・最年少店長) 旧交を温める中で、仕事の話も出る。 そこで中川さんから、3つほど、面白い話を聞いた。 1.高崎高島屋は、7年連続増収 百貨店の不振が報じられることが多いが、高崎高島屋は「地方都市」という条件ながら、7年連続で増収だ。 「百貨店不振」の常識から外れている。 これは「高崎市」が北関東地区における企業の主要拠点になっており、特に活力がある場所だからだ。 数字で見る高崎の都市力2018(1)人口編 ここのところ高崎市の躍進がめざましい。「高崎市が全国から注目されるようになっ

    高島屋の店長に話を聞いたら、地方で着々と「人口減少社会への適応」が進んでいて、驚いた。
  • 「上下関係にこだわる人を、絶対に入れたくない」という会社の話。

    先週のしんざきさんの記事 「「職位が高い人間ほど、技術的な実務から遠ざかってしまう」のを解消しようとして、失敗した時の話。」 を読んで、思い出した話があったので、書いてみたい。 この話のキモは、なんと言っても次の部分である。 細かい不満は色々とあったんですが、突き詰めてみると 「コーディングが出来るのはいいんだけど、ぶっちゃけ職位が下のヤツにあれこれ管理されるのはなんか嫌」 という、言ってしまえば極めて感情的な問題がその状況の根原因でした。 上の話の通り、会社には、「格付け」やら「序列」やらに、強いこだわりを見せる人が、当にたくさんいる。 彼らはわずかでも「軽んじられた」と感じると、子供のように拗ねてしまう。 例えば、こんな具合だ。 「俺のところに会議の出席案内きてないけど?」 「なんで部長に言う前に、俺のところに持ってこないの?」 「これ、席順が間違ってるだろ。」 それは極めて強力で

    「上下関係にこだわる人を、絶対に入れたくない」という会社の話。
  • 「職位が高い人間ほど、技術的な実務から遠ざかってしまう」のを解消しようとして、失敗した時の話。

    どうも、しんざきです。 実を言うと先月・先々月と、プロジェクトが割と生死をさまようレベルで炎上しておりまして、夢のデスマ王国という風情だったんですが、お蔭様で今月はだいぶ落ち着いてきまして、若干人間的な生活が出来る状況になってきました。 デスマ程健康に悪いものはこの世に存在しないと思います。 失敗した時の話をします。 十年近く前の話ですが、システム開発の会社に勤めていたことがあります。 それ程有名な会社ではないのですが、一応独立系で、社員は4桁に届かないくらいで、SI案件とSES案件が大体半々くらい、自社業務と客先常駐も大体半々くらいという、まあよくある「昔ながらのシステム開発会社」だったと思います。 私はその会社で、主に金融関連のプロジェクトを担当する部署に所属していました。 ぬるい案件もあれば地獄案件もあったのですが、まあそれはいずれ、ほとぼりが冷めた頃に書こうと思います。 某大きな銀

    「職位が高い人間ほど、技術的な実務から遠ざかってしまう」のを解消しようとして、失敗した時の話。
  • 他人の仕事を無神経に増やしておきながら「いいサービス」を求める、矛盾した客たちについて。

    またひとつのツイートが炎上しているようだ。 さっきコンビニにて 私「アイブラ8ミリカートン」 大学生ぐらいの店員「????少々お待ちください(煙草キョロキョロ」 私「(イライラ)」 店員「番号で言ってもらってもいいですかね?」 私「見えねぇよ」 店員「….これですか(っ5mアイブラ)」 カートンですらねぇしブチギレそうだった — 海野seri@パチンコで5万2200円溶かしメス化したマゾ赤ちゃん (@pinball_love) 2019年5月28日 このツイートに関して「番号を言うべき」という反応が多かったようで、こんなツイートが続く。 https://t.co/yXBgIgafwl なんでこの話、私が悪いみたいになってるの。 いろんな奴に引用RTされて「おかしい」みたいなこと言われてるし だって考えてみ? 商品名言う ↓ 店員が分からない ↓ 「番号で言ってください」と言われる ↓ 煙草

    他人の仕事を無神経に増やしておきながら「いいサービス」を求める、矛盾した客たちについて。
  • 一度は「会社をやめたい」と言った社員を引き止め、できる社員に変えた上司の話。

    まっとうな上司であれば、一番聞きたくない部下からの一言は、 「会社辞めたいです」ではないだろうか。 言われた瞬間、血の気が引き、 「え、何で?」 と思う。 そして「俺のマネジメントが、悪かったのだろうか」 とか、「ずっと不満を抱えていたのだろうか」あるいは「もっと前兆に気づくべきだった」といった後悔が襲ってくる。 そして、大事な部下であれば 「引き留めようか」 「どのように接すべきか」 「説得できないか」 と言ったことを考えることだろう。 だが多くの場合、「辞めたいです」は、最後通牒である。 この一言を部下が発した時点で、もはや時すでに遅し、だ。 「辞めたい」と上司に告げることは、相応のリスクが有り、よほど思いつめていないとその言葉は出ない。 おそらく「会社がつまらない」「仕事嫌です」「他に行きたい」などのサインは、かなり前から出ていたはずで、引き止めるつもりなら、それを見落としたのはマネ

    一度は「会社をやめたい」と言った社員を引き止め、できる社員に変えた上司の話。
  • いくら頑張っても幸福になれない理由は、幸福の本質が「なる」ではなく「見つける」だから。

    先日、福岡に出張に行ったとき、あるアントレプレナーの方と、「人の幸福」についての話になった。 背景を話すと、私は常日頃「会社は、人が幸福になるための、社会装置に過ぎない」と思っている。 だから、経営者に「幸福の条件」を尋ねるのが常なのだ。 「やはり、稼いでこそ、という感じですかね?」 と私は意地悪くカマをかけた。 起業家は「何よりも金」と、堂々という人は少ない。 建前は「世のため、人のため、世界を変えるため」なんてことを言う。 だがその実、心の中では、「金、自己顕示、モテ」を、ひたすら望む人物は少なくない。 ただ、それはそれで、人が良ければ、良いとは思う。 が、それは隠せない。 言動や、SNSを見れば、すぐに分かる。 だが、彼は軽くスルーする。 「安達さん、いくらお金を持っても、名誉を手に入れても、幸福にはなれないですよ。」 「まあ、そうでしょうね」と私も頷いた。 思うに、「お金」や「名

    いくら頑張っても幸福になれない理由は、幸福の本質が「なる」ではなく「見つける」だから。
  • 人の幸せは、時代が与えてくれた”物語”で決まる

    想像してみて欲しい。 あなたは農民だったとしよう。 毎年毎年、不作に怯え、日々のべ物を確保するのに精一杯な状況だ。 あなたはたぶん一度くらいはこんな事を考えるはずだ。 「ああ、べきれないほどのべ物に囲まれて生活したら、どんなに幸せだろう?」 しかし現代に生きる私達は、べ物に溢れた生活がさして幸せではないという事を嫌という程知っている。 確かに飢えは不幸なのだが、毎日の満腹は私達の事をあまり幸せにはしない。 恐らく、お金に関してもほとんど同じことがいえる。 あなたは今、預金通帳に数億円あれば幸せになれるのになぁと考えているかもしれない。 しかし数多いる宝くじの当選者の多くが身を持ち崩した事例を多数見聞きするに、どうもお金が山程あったからといって幸せの絶頂に常にいられるようなものでもなさそうである。 貧乏は確かに不幸だ。けど、その逆の莫大な資産もどうやら私達のことを全く幸せにしそうには

    人の幸せは、時代が与えてくれた”物語”で決まる
  • 本棚って、脳の一部だと思いませんか?

    先日、あるインターネットのベテランな人の棚をみせていただく機会があった。 私は棚をみせていただくのが好きだ。 なぜなら、棚には持ち主のさまざまな性質が反映されていて、その人となりが浮かび上がってくるからである。 「棚をみせてごらんなさい。あなたがどんな人間か言い当ててみましょう」 「棚」って魔性のアイテムですよね。 棚に入っているには、その人の執着や趣味や知性やコンプレックスやフェティシズムがびっしり詰まっています。 ネット通販の購入履歴などもそうだと言えますが、ただの購入履歴と違って、棚には入れ替わりがあって、要らない棚からふるい落とされて、その人が必要としているや執着し続けているだけが残る、という特徴があります。 その、インターネットのベテランな人の棚を初めて見せていただいた時、私は圧倒された。 数学。社会学。心理学。オカルト。情報工学。アニメ。歴史。 もし

    本棚って、脳の一部だと思いませんか?
  • 小学校の先生と妻のおかげで、次女が「自分が泣いている理由」を説明できるようになってきた。

    いつものごとく当にちょっとしたことなんですが、こういうのを可視化する意味もあるかなあと思って書いてみます。 長男、11歳。電車好きの小学6年生。 ゲームも大好きで、相変わらずスプラトゥーン2にはまっています。ガチアサリがお気に入りのようです。 長女次女、7歳の双子、小学2年生。 最近好きな番組は「マジマジョピュアーズ」なんだそうです。私はよく知らないんですが、ちょっとぐぐってみた感じ、女の子版の戦隊ものみたいなものなんでしょうか。 マジマジョピュアーズ。パッと見、キレッキレネーミングセンスのダメ之丞が気になります。 次女は昔から感情の振れ幅が大きい方で、大人から見ると「ちょっとしたこと」で泣いてしまうことがよくあります。 例えば、夕飯のテーブルについた時、次女が突如、しくしくと泣き始めるのは割とよくある話です。 私がしばらく抱っこしていると泣き止むのですが、これは大抵、「ご飯の量が多くて

    小学校の先生と妻のおかげで、次女が「自分が泣いている理由」を説明できるようになってきた。
  • 大人は、口や態度に出してはいけないことがある。

    ツイッターを眺めていました。 すると、「やめてほしい怒り方」というツイートが、話題になっていました。 【やめてほしい怒り方】 新社会人はこんな怒り方 されたら無視して良い pic.twitter.com/R0MS1FypUx — ゆきほり (@yuki0hori) 2019年5月27日 私個人も、新人のとき、失言をして強烈に怒られた記憶があります。 なので、ツイートを見て「怒り方間違うと、だめだよなー、そうだよなー」と思いました。 けれど、このツイート。 異常に拡散されています。一体なぜでしょうか。 それは「ミスを責める上司」に対するツイート主のコメントに結構トゲがあるからでしょう。 上司からの「現場の写真撮ってきて」との依頼をすっかり忘れてしまったツイート主は、上司からきつくそれを責められました。 が、怒られている最中 「そんな事を言っても忘れたもんはしょうがないじゃん」ってずっと思って

    大人は、口や態度に出してはいけないことがある。
  • 読書をしていたら、「頭のよさ」の本質に気づいた。

    わたしは、「読書ノウハウ」というものが嫌いだ。 なんて、好きなものを好きなように読めばいい。 「読書」と「効率」というのはもっとも離れた場所にある言葉のひとつで、どうやって楽しむかと試行錯誤するのも「読書」の醍醐味のはず。 ……なんて考えだったけど、最近「読書」についてちょっとした発見があったから、読書をより楽しむ方法のひとつとしてお伝えしたい。 異なる主張に触れたとき、どちらをどんな理由で信じる? 平成が終わるにあたり、『平成の通信簿』というを読んでいたときのこと。 人口減少や高齢化問題の解消のために出生率上昇を期待するのも、倫理的な問題をさておくとしても、筋違いである。 かりに出生率が今すぐ倍増したとしても、出産適齢期の女性の数が少ない状態は次の世代まで変わらないため、少なくとも今後数十年にわたって人口は減少しつづける。 したがって、少子化への対策が、人口減少や高齢化の問題を改善す

    読書をしていたら、「頭のよさ」の本質に気づいた。
  • どのツラ下げて「大卒」を要求するのですか。

    「学生の2.7人にひとりが、貸与型の奨学金を利用して大学に進学している」。 日学生支援機構が公表しているこの数字は衝撃的だ。 大学を卒業した時点で、相当数の学生がすでに借金を背負っているのだから。 昨年のM-1グランプリで優勝した霜降り明星のせいやさんが、賞金を「奨学金の返済に使う」と答えたのも、ものすごく現代っぽい。 ……なんて話になると、「なんで日教育お金をかけないんだ!」という批判がなされるし、実際わたしも学費はどうにかならんかなぁと思う。 でも今回は、それとはちょっとちがう角度から考えたい。 借金してまで「大卒」になっても安泰とはかぎらない 大学進学率は右肩上がりで、現役の学部進学者はすでに約5割(文部科学省)。 また、30年前に比べて、高卒者への求人は4分の1以下にまで減った(厚生労働省)。 日で学位を取得すること自体は比較的楽なうえ(もちろん大学と専攻によるが)、最終

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