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「収入/睡眠時間」を犠牲にしてまで、「夢/やりがい」を追求できる人は少ない。
『二度寝とは、遠くにありて想うもの』(津村記久子著/講談社文庫)という、芥川賞作家・津村記久子さ... 『二度寝とは、遠くにありて想うもの』(津村記久子著/講談社文庫)という、芥川賞作家・津村記久子さんのエッセイ集で、こんな文章を読みました。 必死に「やりがい」を求めて、エントリーシート提出のための説明会も含めると四回もの試験を受けて何とか潜り込んだ会社は、九ヵ月でやめることになった。 大学を卒業して、会社に使われるようになって強く思うことは、仕事はとにかく生業だということである。 もう少しつっこんだことを言うなら、仕事を見つけるという行為は、食べていくために毎日こなさなければいけないことと、そのことで受け取る金額と、自分の適性の間に、自分が耐えうる妥協点を見いだすことであると思う。 社会人をうん十年やっている、という人たちからしたら、本当におかしなことかもしれないけれども、1999年当時の新卒の就職活動で、このことを強調された機会はほとんどなかった。 セミナーにやってくる人たちの話を鵜呑み
2019/07/28 リンク