昨年に続き、新型コロナウイルスが猛威を振るった2021年。コロナの存在によりエンターテインメントの世界において、それまでの様式やセオリーを改めなければならない事態となり、複数人で活動するアーティストなどは難しい対応を求められた。メンバー間でのソーシャルディスタンス、ライブ会場や控え室での人数制限、何よりスタッフの人数の多さなど、これまで当然だったことに“NO”を突きつけられた現実。そんな集まることが難しい世界で、グループに属する女性アイドルたちは集まらない形で可能性を広げ、それをグループへと還元していく自然と生まれていった。 ここ数年、特にソロで目覚ましい活躍を見せたのがBiSHのアイナ・ジ・エンドだ。2018年頃から各自のソロワークが活発となったBiSHだが、なかでもアユニ・D(ソロプロジェクトとしてPEDRO、青虫を展開)、そしてアイナ・ジ・エンドのアクションはロックシーンや広く大衆に