14日午後4時50分ごろ、大津市北比良、比良山系の湿原「八雲ケ原(やくもがはら)」(標高約900メートル)で、「道に迷い下山できなくなった」と男性3人の登山グループから110番通報があり、大津北署員や同市北消防署員らが捜索。約2時間後、県の防災ヘリが八雲ケ原にいた3人を救助した。3人にけがはなかった。 大津北署によると、3人は大阪市と神戸市に住む知人同士の登山仲間。同日午前9時半ごろに高島市側から入山。武奈ケ岳(1214メートル)に登ったあと、下山途中で道に迷った。3人は、地図を持っておらずスマートフォンのアプリを頼りにしていたという。同署は、登山用地図の携帯や防寒着の着用など、周到な準備をするよう登山客に呼びかけている。