寺山修司は「平均すれば競馬で勝っていますか負けていますか」と問われ、「あなたの人生は、平均すれば笑っていますか泣いていますか」と問い返した。大橋巨泉は「競馬はロマンで見ろ、馬券は金で買え」と言った。彼らによって、ボクたちの競馬観は変わった。 競馬ファンには“馬券派”と“ロマン派”がいる。馬券派とは、ギャンブルなのだから馬券を当てなければ意味がないとするファン。ロマン派とは、ギャンブルの面だけでなく競走馬、血統、騎手、展開など、レースを構成するさまざまな要素にも注目し、ドラマとして競馬をとらえようとするファンである。 団塊世代には、ロマン派が多い。理由は二つ。一つは、彼らが競馬を始めたころにハイセイコー人気が沸騰したこと。“地方競馬”から“中央競馬”に乗り込み、1973年の皐月賞を制覇したハイセイコー。移籍当初から「怪物」「野武士」とマスコミは書き立て、判官贔屓の競馬ファンに感動物語を提供
騎手が引き揚げてくる検量室は殺気立っていた。 …怒りをぶちまけたのはコスモバルクに前を2度横切られ3着だったカンパニーの福永。「コスモバルクは毎回、毎回やっている。五十嵐さんはG1に乗る騎手じゃない。(ローカルの)福島にでも行っていればいい。勘弁してくれ」とまくし立てた。(時事通信) 昨秋、天皇賞のレース後、興奮冷めやらぬ検量室で発せられたとされる福永の怒りのコメント。各紙で五十嵐を批難する福永の様子は報じられたが、「福島にでも行っていればいい」との文言を伝えたのは時事通信一社だった。この「福島発言」はネット界隈で話題になり、拙ブログでも「ローカル開催を見下す発言を公にしてしまうのはプロ失格ではないか」と指摘した。一方で、「あの程度の発言はみんなでギャーギャー言い合うようなものではない」(みんなの予想を超えて)、「アグレッシブな姿勢はどんどん出していくべきだ、福永よく言った」(傍観罪で終身
外は雨が降っている。そろそろ梅雨か・・・ 天気が良ければ3週連続で東京競馬場へ、と思ったがやめにした。雨降り馬場では予想が当たる気がしない。ただでさえ当たらないのが更にひどくなるから、金を捨てに行くようなものだ。やめたやめた。 宝塚記念までGI(JpnI)がとぎれてエアポケットみたいになっている。 ひさしぶりに自宅で映画(DVD)を見た。CSで映画を見て「あ、また見たい」と思うと録画する。余程気にいるとDVDを買ってしまったりもする。それやこれやでたまった映画が100本近くあるが最近は見なくなっていた。ひさびさにみたのだが、やっぱりキム・ベイジンガーはいい。年をとるほどに演技にキレが出てきている。「女」の凄味。この女優は好きだ。そんなことを考えていたら、競馬が遠くなって、いつでもやめられるような気がしてきた。 **** それはさておき、競馬Blog界隈で気になった話題など。 1)海外レース
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俺がはじめて週刊ギャロップを買ったのは、ワンダーパヒュームが表紙の号だった。ワンダーパヒュームが桜花賞に臨む直前だったか、桜花賞を勝ったあとだったか忘れた。競馬というものに興味を持ち始めたあたりの俺は、毎号毎号買い続け、競馬にのめり込んでいった。競馬の話しか載っていない雑誌なんて最高だと思った。もちろん週刊競馬ブックってものもあった。だけれども、競馬に興味を持ち始めた中高生に、あれはストイックすぎた。横組みの馬柱も汎用性がなかった。あと、ファンファーレってあったと思うけど、それはよく知らない。 その週刊Gallopが変わった。何が変わったって、とにかく次の点が一番変わった。 http://www.sanspo.com/keiba/info/gallop_renewal.html 9.「左開き横書きに」 今や学校の教科書も横書きの時代。IT時代を意識した読みやすさを追求した大改革です。 今ま
粗品に春が来る? 出た「鬼絞馬連」…先週の大穴狙い一転、阪神大賞典&スプリングSの予想公開 ファルコンステークス 1着ダノンマッキンリー(撮影・藤尾明華) [記事へ] 海外ディープの孫が飛んだ!英国最高峰「チェルトナムフ…[3月16日 19:46] 3歳馬特集7番人気ダノンマッキンリーが差し切…/ファルコンS[3月16日 16:03] 3歳馬特集ミアネーロ鋭く抜け出し重賞初挑戦V!…/フラワーC[3月16日 16:12] 3歳馬特集鋭伸ホーエリートが2着で賞金加算成功…/フラワーC[3月16日 17:28] 競馬逃走ビレッジイーグルが3連覇、中山…/ペガサスJS[3月16日 14:55] 競馬2年目の小林勝太騎手が騎乗停止、3・30から9日…[3月16日 16:44] 競馬15日誕生日の武豊騎手、グランオースで…/阪神2R[3月16日 11:20] 競馬左第2中手骨骨折のガイアフォース 6
色んな所で火が燻っているようなので便乗しておこう。かといって、どうでもいい話なので雑記程度で。 F騎手の件。インタビューを拒否する理由がわからん。ネット界隈を見るまでは「数ヶ月前に反社会的行為をした僕みたいな人が全国ネットで笑ってる顔を見せるなんてとんでもない。被害者の方に申し訳ないので拒否させてください」って思ってたから、マスコミに出てこないんだと思ってた。自分の中の「漢」さんは、そういう感じだと思っていたけれど、どうやら別の意見もあるようで。些細な喧嘩レベル(推測ね、事件については不明)で三ヶ月程度騎乗停止された事を根に持っていて、JRAに反抗する意味で拒否しているような事も考えられると。須田さんの日記読んでいると、ニュアンスとしてやはりJRAへの反抗なのかも…と思った。 現時点で、僕が分かっているのは、F騎手が取材拒否をほのめかした事だけで、それ以外の事は何一つわからない。実際にレー
まさかアレがブックマークされるなんて夢にも思わなかった。折角なので、海外と日本のマスコミを、ついこないだのレーシングポストの記事を使って比較でも。とっくに記事は流れているのであしからず。 Rebel rating above Guineas average, says Post expert まずは2000ギニー。タイトルは「 Cockney Rebel は平均より上」とでも訳そうか。レーシングポストが今年の2000ギニーを勝った Cockney Rebel のレーティングを124ポンドと評価したという内容。中1より競馬を見始めて、クラシックのレベルを「平均より○○」と言ってしまう日本のマスコミの記事なんて見たことはない。そもそも日本ではJRA以外で相対評価をする人なんて居ないんだけれど、口が裂けても「例年より劣る」とか、「ラッキー」なんて言わないよなあ。勝った調教師にでも怒られそうだよね
この日記を読んでいる人には色々な立場の人がいる(=競馬関係者も多い)ので、ファンも含めそれぞれの立場からちょっと考えて欲しい話。 日曜日、検量室周りではひとつのネガティヴな事案が、一部の関係者によって協議されていた。 ある騎手が、NHKマイルCに勝ったとしても、共同会見を含め取材を受けないことをほのめかしており、勝ってしまった場合の対応が検討されていたのである。 その騎手は結果的に負けたし、最終的には取材にも応じたようなのでこの日記の段階では個人名は出さない。しかし、みんなが予想したら1番人気かせめて2番人気になるだろうな、という騎手であることも確かだ。 共同インタビューも拒否となるとプレスは当然みんな困るし、細かいところでは、テレビに協賛スポンサーのロゴが映らないので、協賛金の落とし前をどうつけるかといった問題もあるらしい。それで大人たちがああでもないこうでもないとやっていたわけ
私は普通の世界になってほしいだけなんですが : 須田鷹雄の日常・非日常 続き : 須田鷹雄の日常・非日常 NHKマイルCで有力馬の騎手が、レース後の共同記者会見などを拒否するのでは? という憶測というか、現実的に対応を迫られる協議をするようなことがあったそうです。この件については須田さんが出している情報などから、おそらくあの騎手だろうという推測は、ある程度の競馬ファンなら出来るようになっていますが、この騎手が長期の騎乗停止を食らった際に、須田さんが「個人の問題じゃなくて、JRA厩舎村全体の体質」にまで言及していましたが、その際に他の競馬ライターの人で、明らかに須田さんのその記述を意識した上で、「あれはあくまでも個人の問題で、厩舎社会にの体質の問題ではない、ほとんどが真面目な人たちだ」という意見をブログに書かれている方がいましたが、僕が思ったのは、騎手で不祥事とまではいかなくても揉め事を起こ
今月7日、8日に掲載された須田鷹雄の日記が、ネット界隈でちょっとした波紋を広げている。内容はある騎手がNHKマイルCを勝ったとしても、共同インタビューを含めて一切の取材に応じないことしたことへの批判だ。騎手の実名は伏せられているものの、文章からは一見して藤田伸二を指していることが読み取れるよう書かれている。レースでは藤田は1番人気ローレルゲレイロに騎乗したが2着に敗れ、心変わりしたのか、レース後のコメント取材には応じている。過去、藤田は取材をシャットアウトしていた時期もあり、マスコミ嫌いの騎手として有名だった。 最終レース後、この件についてJRAの認識と今後の対処の方向性はどうなのか報道室長に聞きに行ったのだが、回答は以下の通りであった。「共同会見というのは当然受けるものだと認識しているので、受けなかった場合の対処は想定しない」 …まあ、一番悪いのは理不尽な真似をする本人なので、その点がす
を、頭の中でぐぐったら、世界の合田の他に2人しか名前が出てこなかった。 そもそも、ライターと言うよりも予想家と言った方が正しい人ばかりで、そういう類の文章をあんなサイトやこんなサイトをやっている自分が読むはずもなく、更に、供給の少ない海外競馬記事だってオールカマー (G2)な訳はなく、ベクトルが合わなければ次からは名前で切っちゃうし、そりゃ覚えない罠*1。 ついでに言うと、マスコミから競馬の情報を得てサイトを更新している身ながら、「日本のは面白くねーなあ」というのが率直な感想。別に海外のサイトは全て「神!」と言うわけでもないけれど、褒める点はしっかり褒めるし、駄目な物はバッサリ斬り捨てる態度や行動を見ていると、どんなネガティヴなネタもポジティヴなものにしてしまう日本のは面白くない。投げっぱなしなこともよくあるし。「1番人気の○○は負けた。鞍上の○○は敗因が分からないと首を捻る(終)」で?あ
今週号の週刊競馬ブックの一筆啓上は石川ワタル氏だが、もし日本で海外主要レースの馬券が買えたら、超ウルトラC級の革命的意味を持つと述べている。そして、「第三次競馬ブーム」も夢でないと・・・ 一筆啓上によると、香港では今年からブリーダーズカップの発売に踏み切るそう。そして日本も、早く法改正して海外の馬券を買えるようにできないものかと・・・ 確かに最近は、日本調教馬の海外への遠征はすっかり通常化している様相も見られ、とりわけ昨年といえば、凱旋門賞、キングジョージという欧州2大レースに日本調教馬が優勝候補の一頭として挙げられたが、もし両方とも日本で買えたらなぁ、と思うファンは少なくなかったはず。 さらに、香港の国際レースあたりだと、日本でもおなじみの外国馬が登場することも少なくない。 ま、第三次競馬ブームがそのことによって発生するかどうかは疑問だが、少なくとも、馬券の選択肢が増えるという点から考え
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