以下は高校生首切り殺人事件の被疑者少年と鑑定人との対話部分の全文です。 鑑定人の註釈のうち必要ないと判断した箇所は略していますが、対話部分は原文のままです。ただし、人名は伏せ字が不完全なので完全に伏せて註釈を付けました。 最高裁判所事務総局家庭局『家庭裁判月報』 昭和45年7月号(第22巻7号)を元にしています。 これは裁判手続きのために裁判所命令で作成された鑑定書であり、また裁判所の編集物として一般に公開されたものですので、著作権法的にもその他の法的にも掲載には問題がないと考えておりますが、何か問題があれば消しますのでメールください。 鑑定主文 昭和四十四年五月三十一日、わたくしたちは横浜家庭裁判所裁判官判事新川吹雄より、殺人および窃盗の被疑少年に関し、左記事項の鑑定を命ぜられた。 鑑定事項 一、少年の性格と本件非行との関連、特に非行時の精神状態 二、少年処遇上の考慮事項 よって鑑定人は