Javaの基本機能は一応JDK1.2で完成されており、一般的に利用されている機能範囲は大体この範囲ではないかと思われる。というのは、Javaの文法や基本ライブラリという意味ではJDK1.2で大体のことはできるし、Java技術の焦点がStrutsのようなフレームワークに移っているため、改めて新しいJavaを細かくフォローする必要性は薄い。また実務的には運用を念頭に置いた過去バージョンとの互換性を求められることもあり、新しいバージョンをフォローしてもすぐには使えないという事情もある。 もちろん、Java SE 5(JDK1.5)などで新規に追加されたメジャー機能は雑誌などでフォローできるのであるけれど、細かな機能拡張は見過ごされがちである。しかし、塵も積もれば、ということでJava SE 6(JDK1.6)までになると、細かな機能拡張の累積が設計に影響を与えるレベルのインパクトを持つまでになっ