●Noah Smith, “What can Abenomics teach us about macro (so far)?”(Noahpinion, February 02, 2014) ごく限られた数の生のデータを眺めるだけでは、マクロ経済にまつわる問題について決定的な結論を下すことは非常に難しい。そのことに留意した上で、日本で進められているアベノミクスがマクロ経済学に対して投げ掛けている教訓について少し考えてみることにしよう。アベノミクスというのは、金融政策における正真正銘のレジーム転換を意味していて――その一方で、財政政策や成長戦略の面ではレジーム転換は生じていないと想定するとしよう――、この間の日本経済には(金融政策のレジーム転換以外に)他に大きな「ショック」は生じていないと想定するとすると、これまでのアベノミクスの経験からどのような結論を導くことができるだろうか? まずはこれ
![ノア・スミス 「アベノミクスの教訓」(2014年2月2日)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/66ff945e9686bd891c561727d5f9d72d3e3eaf76/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fecon101.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2014%2F02%2F6a00d8341c858253ef00e54f45d4188834-640wi.jpg)