〘 名詞 〙 教訓的な内容を、他の事物、主として動物にかこつけて表わした、たとえ話。寓言。「イソップ物語」の類。[初出の実例]「寓話作者としては〈略〉名人の真に名人たる所以を明らかにしたいのは山々ながら」(出典:名人伝(1942)〈中島敦〉) 一般的にいえば、なんらかの抽象的観念(貪欲(どんよく)、機知、勇気など)を、具体的な形象に託してわかりやすく描いた「たとえ話」といえようが、砕いていえば、おもに動物の(ときには植物の)生活を描くことで人間になんらかの教訓を与えることを意図した物語としてよく、たいていは短くてユーモラスな形をとっている点に特色がある。 この種の話は、その代表とみるべき『イソップ物語』がAesop's Fablesとよばれるように、一般にfableとよばれる。しかし、もともとfableがそこから出たラテン語のfabulaは、一般に「お話」「つくり話」の意であるから、fab
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