外食産業には、TTP (徹底的にパクる)という言葉がある。それを地でいく「ジャンボ焼鳥 鳥二郎」が、関西で増殖している。全品270円均一と「鳥貴族」より10円安い以外は、看板、メニューや内装も酷似。その実態を探るべく、1号店である「鳥二郎 四条河原町店」を調査、レポートする。 阪急の河原町駅、京阪四条駅すぐ、不敵にも「鳥貴族」と同じ飲食ビルのひとつ下の階。看板も多く目立つ。満席時のおこぼれ狙いか、間違っての入店狙いか。 「鳥二郎」1号店は2014年4月にオープン、そこから半年ほどで10店舗まで、急速に店舗数を増やしている。業態が酷似しているだけでなく、出店先はいずれも「鳥貴族」の近くという徹底したベンチマークぶり。 運営会社は、京都市中京区に本社がある株式会社 秀インターワン(HIDE INTO ONE GROUP)。メインブランドの「お好み焼き・鉄板焼き いっきゅうさん」など、平成25年