ナレッジグラフ推論チャレンジで、形式手法言語であるAlloyが評価されたので簡単に紹介をしたいと思う。 http://alloytools.org/ ナレッジグラフ推論チャレンジとは、解釈可能AIの基礎技術を探索する目的で2018年に開催されたコンテストだ。ちなみに、第2回が今度開かれる。シャーロックホームズの「まだらの紐」という短編小説を題材にして、ホームズが推理する場面までのデータを利用し、「犯人をあてること」と「犯人である根拠を示すこと」を数理技術で行うことが求められる。 http://challenge.knowledge-graph.jp/ 話がずれてしまうが、解釈可能性AIとか説明的AIとかは、昨今ニュースでちょこちょこ現れてきている言葉である。聞いたことがある人も多いと思う。人工知能の判断や結果の根拠をうまく提示できずブラックボックスになりがちなため、重要な判断での利用が躊躇