第88回箱根駅伝で5区を区間新記録で走り、4年連続往路優勝のテープを切る東洋大・柏原竜二。早すぎる引退を表明した=2012年1月2日、神奈川・足柄下郡箱根町の芦ノ湖 箱根駅伝の犠牲者ではないか。そう表現しても、言い過ぎではないだろう。 東洋大時代に東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)で5区で4年連続区間賞を獲得し「新・山の神」と称された柏原竜二(27)の現役引退が4月3日、所属先の富士通から発表された。 富士通陸上部の退部は3月31日付。富士通の公式ホームページのブログでは「度重なる怪我・故障をしてしまい、今でも完治しておらず、復帰のめどが立たないことから、第一線を退くことにしました」と綴っている。今後は社業に専念するとも書かれている。27歳という、本来は脂の乗った時期での引退だけに、惜しまれるというか、もったいない。 もちろん、箱根駅伝と現役引退の因果関係はおいそれとは証明できない。過去に
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