実家の母が亡くなり数年後、兄より段ボール箱が届いた。 箱の中には、私の小中高時代の証書、賞状、成績表、手紙、写真が入っていた。 兄にお礼の電話をすると “他に子供の時の靴や衣服他、沢山残っていたのでそれは処分した。” と言っていた。 実家を継いだ兄の片付けの苦労がよく解る。 近年、親が亡くなり人の住まない実家の処分が問題になっているようだ。 田舎の広い敷地と大きい屋敷に残された家財道具、記念品、土産物、日用雑貨等々、膨大な品々の処分が大変らしい。 受け取った段ボールの中身を一部処分して残りを何処にしまったか忘れていたが菓子箱を整理していて見つけた。 箱の中に私の半世紀前の 卒業証書・簿記検定の合格証書・陸上部で走った賞状・成績表等、母は大切に保管していた様だ。 社会人になって母親と話をしていなかったので 今更ですが “有難う 感謝しています。” と言いたい。 兄から届いた段ボール箱から取り
