(「孟子‐離婁上」に「道在レ邇而求二諸遠一、事在レ易而求二諸難一」とあることば) 人の道は、ごく手近な所にあるのに、わざわざ高遠な所に求めようとする。いたずらにむずかしい理論を否定したもの。
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今日のキーワード 青天の霹靂 《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...
文芸理論の用語。物語の意。1960年代、フランスの構造主義を中心に、文化における物語の役割についての関心が高まった。その過程で、「ストーリー」とは異なる文芸理論上の用語として「ナラティブ」という言葉が定着した。 物語に関する理論的探究は、アリストテレスの『詩学』にまでさかのぼることができるが、20世紀のロシア・フォルマリズム、および構造主義では、さかんに物語構造についての研究が行われて、やがてナラトロジーnarratology(物語学)という独立した分野を成立させるにいたった。ナラトロジーは、物語を、その物語内容storyと語り方narratingの双方から、またその相互作用において研究することを目的とし、物語を、始点、中間点、終点を備えた一体性をもった言葉の集合であり、何らかの事象の再現行為であると考える。例えば「水は二つの水素原子と一つの酸素原子からできている」という言明は、事実の叙述
砂川事件に対する第1審,東京地方裁判所の判決。 1957年7月東京都下砂川町で米軍立川基地の立入禁止区域に入った基地拡張反対闘争の7人が,刑事特別法第2条違反で起訴された。この事件について 59年3月,第1審裁判長伊達秋雄は,「日米安全保障条約に基づく駐留米軍の存在は,憲法前文と第9条の戦力保持禁止に違反し違憲である」として無罪判決を下した。この伊達判決は,同時期の安保改定問題に大きな波紋を投げた。衝撃を受けた検察側はただちに最高裁判所に飛躍上告。同年 12月,最高裁は,「駐留米軍は憲法にいう日本の戦力には該当しない。また安保条約のような高度の政治性を帯びた問題は司法審査権になじまない」としていわゆる統治行為論により,原判決を破棄した。 …この訴訟で,被告人らは,安保条約およびそれに基づく米国軍隊の駐留が憲法前文および9条に違反すると主張したので,一大憲法訴訟となった。第一審の東京地方裁判
神奈川県が、ふるさと「かながわ」を見つめ直す試みとして昭和51年度より実施している「かながわ50選・100選シリーズ」の第18回。それぞれの時代の面影を映し出す、古道50ヶ所を選定。 [選定機関] かながわの古道50選選定委員会 [選定時期] 1995(平成7)年 [観光資源] 足柄街道の松田惣領付近 | 足柄古道の足柄峠付近 | 熱海道の吉浜付近 | 岩専祖畑道 | 浦賀道の十三峠付近 | 江の島道の江の島・片瀬付近 | 大山道(柏尾通り)の戸田の渡し、居合坂付近 | 大山道(田村通り)の四ツ谷、田村の渡し付近 | 大山道の井ノロ付近 | 大山道の宿坊街付近 | 大山道の原宿付近 | 大山道の蓑毛付近 | 大山道(八王子通り)の田名付近 | 奥山家古道の都夫良野付近 | 金沢道の能見堂跡付近 | 鎌倉街道(下ノ道)の餅井坂付近 | 鎌倉街道(中ノ道)の下永谷市民の森付近 | 鎌倉の切り通
インド哲学の主流をなすベーダーンタ学派中の一派。ベーダーンタ学派は、その根本聖典『ブラフマ・スートラ』の解釈をめぐって、シャンカラ(700ころ―750ころ)を開祖とする不二一元論派、ラーマーヌジャを開祖とする被限定者不二一元論派など多数の学派を生むが、それらのうち不二一元論派がもっとも有力であるばかりか、現在もなおインドの知識階級のもっとも代表的な思想を形成しており、伝統的な学者の80%はこの派に属しているといわれ、今日スマールタ派といわれるヒンドゥー教の一派の中核をなしている。不二一元論派の僧院はインド各地に存在するが、総本山は南インドのカルナータカ州シュリンゲーリにあり、タミル・ナド州のカーンチープラムの僧院も有力である。この派の哲学的立場は不二一元論(アドバイタ・バーダAdvaitavāda)といわれ、ウパニシャッドの梵我一如(ぼんがいちにょ)の思想を踏まえ、宇宙の根本原理ブラフマン
古代インドのバラモン教徒が誕生,結婚など生涯の各時期に通過儀礼として家庭内で行った宗教的儀式の総称で,通常〈浄法〉と訳される。サンスクリットの〈サンスカーラ〉という語は本来,なんらかの現実的効果をもたらす潜在的な力を意味したといわれ,この意味で聖別,浄化などの効力を賦与する各種の儀式がこの名称で呼ばれるようになったと思われる。〈浄法〉に関する規定は広義のベーダ聖典に属するダルマ・スートラDharma-sūtra,グリヒヤ・スートラGṛhya-sūtraなどに見いだされるが,その数や種類は各文献の時代や学派によって一定しない。一般的に行われていた主要な儀式としては,授胎式(ガルバーダーナGarbhādhāna)から結婚式(ビバーハVivāha)にいたる12種のものが挙げられ,このうちのいくつかは,今日もなおヒンドゥー教徒の間で実践されている。 執筆者:吉岡 司郎
[名・形動] 1 少しも欠けたところがないこと。十分に整っていて、危なげのないこと。また、そのさま。万全。「十全を期して念を入れる」「十全な(の)備え」 2 概念または判断が、その表す対象と完全に相応すること。 [類語]完全・十分・完璧かんぺき・万全・両全・満点・金甌きんおう無欠・完全無欠・百パーセント・パーフェクト・全く・全まったい・文句なし・大丈夫・無傷・間然かんぜんする所がない・水も漏らさぬ・非の打ち所がない 〘 名詞 〙① ( 形動 ) 欠点がないこと。完全であること。また、そのさま。万全。[初出の実例]「雨不レ還レ雲弓絶レ弦、医門能事尽依然、十全歳後初麟角、百疾人間是乳泉」(出典:田氏家集(892頃)中・奉酬傷菅侍医早亡詩)「日と星と十全にそなわらぬを云ぞ。いむ心ぞ」(出典:玉塵抄(1563)一四)[その他の文献]〔周礼‐天官・医師〕② ( 形動 ) 全く危険がないこと。もっとも
「先に行なったなんらかの処理が,次に行なう他の処理に促進的な効果を及ぼす」現象を指す。この概念が最初に導入された認知心理学では,より狭義に,心的辞書mental lexicon内の特定の語彙項目が先に活性化されることにより,その後の当該の語彙項目あるいは他の語彙項目の処理に促進的影響を与えることを指す。なおこの場合,先に見たり聞いたりする事柄や語彙をプライムprime,影響を受ける別の事柄や語彙をターゲットtargetとよぶ。 認識の対象となる語彙(ターゲット語としてのdoctor)を認識するとき,前もって意味的関連性をもつ語彙(プライム語としてのnurse)が提示された場合は,関係のない統制語(たとえばfrog)などが提示された場合や何も提示されない統制条件(語の代わりに「***」などを提示)に比べて反応時間(潜時latency)が短くなる。これは語彙認識課題lexical decisi
〘 名詞 〙 女性が従うべきとされた三つの道。仏教や儒教道徳でいわれたもの。家にあっては父に従い、嫁(か)しては夫に従い、夫が死んだあとは子に従うという女性としての心がまえを教えたことば。女は三従。さんじゅ。さんしょう。[初出の実例]「則為二阿踰闍友称夫人一顕二三従之礼一」(出典:勝鬘経義疏(611)序)[その他の文献]〔和俗童子訓(1710)〕〔儀礼‐喪服〕三従の語誌( 1 )「儀礼‐喪服篇」から出たことば。五障(女は梵天、帝釈天、魔王、転輪聖王、仏身になれないという障害)と共に女の宿命とされてきた。 ( 2 )「文明本節用集」や「日葡辞書」はサンショウとしている。
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