愛称は「7703」 枝野幸男氏から4人の官房長官を見てきた七尾功氏=2021年4月22日、東京都千代田区【時事通信社】 「ニコニコ動画の七尾です」から始まる質問は、今や官房長官記者会見でおなじみの場面となった。 株式会社ドワンゴ(東京都中央区)が運営するサイト「ニコニコ生放送」で長官会見のインターネット中継が始まって10年。同社政治担当の七尾功(ななお・こう)氏は、枝野幸男氏以降の歴代官房長官と向き合ってきた。 数字の語呂合わせから親しみを込めて「7703(ナナオサン)」と呼ばれるご当人に、質問する際の心掛けや加藤勝信、菅義偉新旧官房長官の評価などを聞いた。(時事通信政治部 真島裕) ◆きっかけは東日本大震災 《定例の官房長官会見は平日の午前と午後に1回ずつ、首相官邸内の会見室で行われている。国内政局から国際情勢、経済、事件・事故、スポーツ、芸能までさまざまな質問が飛ぶ「ニュースの主戦場」