東京電力福島第一原発の事故で、埼玉県加須市に避難している福島県双葉町は、同町出身の男が児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕されたことに反省の意を示すとして、町への今後の義援金について「6月1日からお断り申し上げます」と町のホームページ(HP)で告知した。 逮捕されたのは、同町出身で、旧埼玉県立騎西高校で避難生活中だった自称霊媒師の男。警視庁の5月31日の発表によると、男は3月22、23日、「怖い夢を見る」と相談してきた東京都内の高校1年生の女子生徒に「生き霊がたたっている。除霊するには裸の写真を送りなさい」などと持ちかけ、裸の写真を携帯電話にメール送信させた疑いが持たれている。 この問題で、双葉町の井戸川克隆町長は1日、住民1000人が集団避難する加須市の旧騎西高校で開かれた住民集会で義援金辞退を表明した。同町秘書広報課によると、辞退するのは、町に直接寄せられる義援金。日赤など4団体か