遊里跡(遊廓・赤線・カフェー街)をブラブラあてどなく歩いた記録です。観光案内には全くなっておりませんのであしからず。 僅かに残る花街の面影・道路に赤い灯篭!? 花街跡に残る遺構のうちの1軒です。美しい塀ですね。 埼玉の田舎町から出てきて、東京で生活するようになって15年ほどになるでしょうか、そんな私でもこの駅で下車するのは初めてのことでした。その駅の名は、JR総武本線の平井駅・・・亀戸駅と新小岩駅の間・・・地図上では荒川と旧中川に挟まれた区域になります。所謂ちょっと微妙な雰囲気の下町風情が残る地域(何度も言いますが、これは褒め言葉ですぞ)とでも言いましょうか。 平井駅の南側に花街が形成されたのは昭和の始めのこと、関東大震災の被災者たちがこの地に移住し、急激に都市化が進み始めます。それまで辺り一帯は一面の畑だったとか・・・。結果として人が集まるところには、というわけで昭和2年(1927)に後