京都府内で新型コロナウイルスの重症患者を受け入れる13の医療機関は23日、医療の危機的状況を訴える緊急メッセージを、京都大学医学部付属病院(京都市左京区)などのホームページに掲載した。府内で新規感染者数が減らない場合「適切な医療を受けられない自宅療養者のうち死亡する事案が府でも発生しかねない」として、外出を控えるよう呼びかけている。 【写真】「現状は半分人災」と話す岩田健太郎医師の警鐘 府内は新規感染者数が500人を超える日もあるなど、「第5波」で感染が急速に拡大している。メッセージでは、コロナ重症者の治療で集中治療室(ICU)の病床を使用するため、治療後にICUでの管理が必要な高難度の手術や治療で、緊急性の高いものを除いて停止を余儀なくされつつあるとした。ICUが全てコロナ患者で占められている病院も少なくないという。 すでに、救急患者を受け入れられない状況も多発し、脳卒中やがん治療などで