ARは「セーブボタン」を通して初めて現実になる アップルのARKitやグーグルのARCoreといったARプラットフォームの普及が進みつつあり、AR技術は存在感を高めてきています。しかし、ARには今なお解決されていない課題が存在します。それは、「空間に存在するARオブジェクトがいつまでそこにとどまるのか?」という「永続性」の問題です。 米国のスタートアップが、この課題に取り組む技術開発を行っています。 AR世界の「セーブボタン」 米国のJido Mapsは、ベンチャーキャピタルである「Y Combinator」のプログラムを終了したばかりのスタートアップです。“Persistent AR(永続するAR)”をテーマに掲げ、その技術開発を行っています。最近では日本のGREEも参加したシードラウンドで、210万ドル(約2.3億円)の資金調達を行いました。 “永続性”は、現在のAR技術に欠けている大