米カリフォルニア州カリストガ(CNN) 広い家に住み、大きな車を乗り回す。米国人が理想の生活として描いてきたそんなイメージに、変化が起きつつあるようだ。当地の建設業、ビル・カストリノさんは最近、夫婦で面積14平方メートルの家に移り住んだ。質素な生活の快適さに目覚め、同じような住宅を売り出したところ、順調な業績が上がっているという。 「大きいことが良いことだとは、もう思わない」と、ビルさんは満足げに胸を張る。その隣で妻のシャロンさんがうなずいた。「隣人と張り合う必要もなくなって、肩の荷が下りた気分。小さいことは悪くない、むしろ良い面のほうが多いかもしれません」 夫妻は170平方メートル近くあったマイホームから、このおもちゃのような小屋へ引っ越した。1階部分は約9平方メートルで、台所やリビングスペース、バスルームなどが配置されている。はしごを上った2階部分は、5平方メートルほどの空間にベッドを