今の世の中、あらゆる物やサービスを得るために必要なのがお金。労働の対価として稼ぎ、不自由のない生活を送るための保証とするべく、人は一生懸命働いている。現代において、お金の有無が幸せの度合いに大きく影響することは否めず、少しでも多くお金を持ちたいと願うのは当たり前の感覚だ。しかし、元ビジネスマンの英国人男性はお金中心の社会に疑問を感じ、地位や財産をすべて捨てるという行動に出た。さらに「お金がなくても生きていける」ことを示すべく、1年間、全くお金と縁のない生活を送ったという。 英紙デイリー・ミラーに「1年前、素晴らしい預金残高を持ち、将来も明るいビジネスマンだった」と紹介されている30歳のマーク・ボイルさん。これから先もお金の心配をする必要がなさそうな彼が、お金中心の社会に疑問を感じ始めたのは大学時代からだった。きっかけは経済学を学んでいた当時、1982年に製作されたアカデミー賞(作品賞)映画