1月20日、ソフトバンクモバイルの孫正義会長と東京都副知事の猪瀬直樹氏が会談し、東京都営地下鉄で走行中も携帯電話が使えるよう、移動通信基盤整備協会を通じて地下鉄トンネル内のアンテナ設置を行う方向で合意したと報じられた。2011年内にも主要部分で使えるようにするという。また同日、東京メトロも、トンネル内のアンテナ設置については同協会に全面的に協力しており、近日中に合意できると考えている旨のコメントをしている。 社団法人移動通信基盤協会(以下「協会」と呼ぶ)によれば、地下鉄内のアンテナ設置は、トンネル内などの移動通信を可能にするための移動用中継施設の整備を行う「電波遮へい対策事業」として実施するもの。ちなみに、同事業の対象には鉄道トンネルの他、高速道路トンネル、地下駅、公道の地下にある地下街、地下駐車場などが含まれている。それぞれの案件については、自治体や(ユーザーの要望を受けた)携帯電話事業