国連総会、国際司法裁に意見要請 イスラエルのパレスチナ占領 2022年12月31日20時34分 イスラエルによる土地の収用に抗議するパレスチナ人=2022年12月30日、ヨルダン川西岸(AFP時事) 【ニューヨーク時事】国連総会(193カ国)は12月30日、イスラエルによるパレスチナ占領を巡り、国際司法裁判所(ICJ、オランダ・ハーグ)に対し、法的見解を示す「勧告的意見」を出すよう求める決議を87カ国の賛成多数で採択した。 パレスチナと衝突激化懸念 米やアラブ諸国も警戒―イスラエル新政権 イスラエルや米英独など26カ国が反対し、日本やフランスなど53カ国が棄権した。中国とロシアは賛成した。 アラブ諸国が中心となって提案した決議案は、▽長期にわたる占領▽パレスチナ人の自決権の侵害▽聖地エルサレムの扱い―などについて、国際法や国連憲章などに照らしてどのように解釈すべきか表明するよう要請した。勧