(CNN) ミツバチの巣を死滅させる細菌感染症、アメリカ腐蛆(ふそ)病を予防する初のワクチンが、米農務省に承認された。 農務省によると、ダラン・アニマル・ヘルスの関連会社、ダイヤモンド・アニマル・ヘルスに対して12月29日、条件付きワクチン免許を交付した。農務省がミツバチ製品に免許を交付したのは同社が初めてだった。 農務省は「この製品の提供が、アメリカ腐蛆病の予防や治療に役立つことを期待する」との声明を発表した。同省のウェブサイトでは、アメリカ腐蛆病を「最も広範に拡大し、最も破壊的なミツバチの腐蛆病のひとつ」と形容している。 同ワクチンを製造するダラン・アニマル・ヘルスの4日の発表によると、アメリカ腐蛆病についてはこれまで、抗生剤による治療に加え、ハチと感染した巣を焼却処分することが主な対処法とされてきた。 カリフォルニア州養蜂家協会の役員は、「養蜂家にとって素晴らしい一歩だ。抗生剤による