兵庫県西宮市の商業施設「阪急西宮ガーデンズ」内の書店で開催が予定されていた作家、百田尚樹さんのサイン会の爆破を予告する電話があったことが12日、兵庫県警西宮署への取材で分かった。同署は威力業務妨害容疑を視野に調べている。 同署によると、12日正午ごろ、書店に男の声で「サイン会を爆破する」との電話があった。施設の担当者が110番。駆けつけた警察官が書店にいた客を店外に避難させ、施設内を捜索したが、不審物はなかったという。 サイン会は、百田さんの新作を記念して同日午後2時から予定されていたが、会場を同書店から施設内の会議室に変更して開催。警察官らが参加者約100人の手荷物を点検するなど厳重な警備の中行われた。 百田さんは「私への嫌がらせなら我慢できるが、一般の方に迷惑を掛けるような行為は許すことはできない」と話した。