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ブックマーク / arisan-2.hatenadiary.org (25)

  • 二度目の毀損 - Arisanのノート

    桐生市の小学生の自殺のことに関しては、ようやく今日になって、自殺の原因になったイジメ(そのこと自体を、まだ学校側は認めてないようだが)の背景に民族差別の要素があったことを示唆したり強調する(小倉智昭など)論調が、一部マスコミにも出てきた。 イジメというのは、何が原因であっても起きる。 いや、原因がなければ、それを無理やり作り出しても行われるのが「イジメ」という社会現象であり、それは社会全体の縮図だと言われるのも、その通りだろう。 そして、民族的というのか、国籍や人種に関することでは、政治的にも文化的にも、子どもたちが「標的作り」、「理由作り」のお手にする材料は、この社会には満ち溢れているのである。 今回の出来事に関する発言に対する、こんな過剰反応も、その歪んだ社会のあり方を示す一例だと言える。 http://han.org/blog/2010/10/post-147.html イジメの原

    二度目の毀損 - Arisanのノート
    sharou
    sharou 2010/11/02
    「誰かが言ってた」って、これかな? http://twitter.com/yhlee/status/29236135790
  • 東京新聞の腹立たしい社説 - Arisanのノート

    朝鮮学校無償化 対話と理解の契機に http://www.tokyonp.co.jp/article/column/editorial/CK2010102202000044.html 無償化の狙いは子どもの支援だ。しかも、その子どもたちは日で生きていく。在日朝鮮人の子どもも自ら選んだ高校で学ぶ権利が守られるべきだ。朝鮮学校には学校運営と教育内容の踏み込んだ情報公開を望みたい。日社会の誤解や不信を拭(ぬぐ)う努力が大切だ。 言うに事欠いて、偏見で見られて差別的な扱いを受けた側に『誤解や不信を拭う努力』を求めるのか。 いわれのない暴力を被って傷ついてる人に、「あんたの方にこそ責任がある」と言ってるようなもんだよ。 こういうのを「セカンドレイプ」的言動と言うんじゃないのか? こういうひどい言葉を投げかけて、被害者の心の傷を決定的なもの、社会から完全に疎外されたようなものにしてしまうのは(事実

    東京新聞の腹立たしい社説 - Arisanのノート
    sharou
    sharou 2010/10/25
  • ふざけるな!警察と文科省 - Arisanのノート

    ひどすぎて何を書いたらいいのかも分からない。 http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010082701000845.html そもそも朝鮮学校が公園を使用せざるをえない状況に置かれてきたということが、日の差別政策の結果であって、とんでもなく不当。 それでも地域との合意の下に、いわば緊急避難的に公園という公共の場所(元来、迫害や被害を受けた人たちを救うための場所でもあるはずだが)を借りて教育を行ってきた。 そこに暴力的な右翼の連中が来て、いちゃもんをつけ、騒いだ。 警察はその連中も一応逮捕したけど、なんと被害者であるはずの学校関係者も処罰の対象とした。 これは日社会のなかで、また日という国家によって、朝鮮学校と在日朝鮮人が置かれてきた(置かれている)状況を考えれば、「両成敗」などというものではなく、一方的な迫害であり弾圧だ。 これまでは黙認されてきたのに、

    ふざけるな!警察と文科省 - Arisanのノート
    sharou
    sharou 2010/08/28
    憤りはよくわかるけど、書類送検は処罰ではない。逮捕や書類送検の時点で、まるで有罪が決定したような報道の仕方が問題なんだけどね。そういう報道被害については声をあげていく必要がある。
  • プロジェクトJAPANシリーズ 日本と朝鮮半島 第4回 解放と分断 在日コリアンの戦後 - Arisanのノート

    きのうの放送と、今夜の再放送と、二回見た。 非常に印象的だったのは、後半に出てくる元GHQの男性が、「アメリカ側は次第に日の(朝鮮人に対する)偏見に染められていった」と語っていた場面。 貴重な証言をしてる人の言葉にいちゃもんを付けても意味がないと思われるかもしれないが、誰にとっても大事な点だと思うので書いておきたい。 日人と日政府が、朝鮮人に対するいわゆる差別感情、より的確にいえば憎悪と反感と警戒心、恐怖心といったもので満たされていた(いる)ことは事実だろう。 だが上のような言い方ではまるで、自分たちアメリカの側は、そういう偏見とは無縁だったし、そうした感情があることを知らなかったし想像も出来なかった、みたいに聞こえる。 事実、番組でも、そういうニュアンスの説明が語られているところがあった。 だが、植民地統治のようなことを行えば、特に支配者である側の社会にどのような偏見と差別の感情

    プロジェクトJAPANシリーズ 日本と朝鮮半島 第4回 解放と分断 在日コリアンの戦後 - Arisanのノート
    sharou
    sharou 2010/07/27
  • 親日派問題について - Arisanのノート

    先週だったと思うが、NHKスペシャルで植民地朝鮮の独立運動期のいわゆる「親日派」のことを扱っていた。 この番組は、李光洙など有名な人の話だったが、韓国での親日派問題というと、前の盧武鉉大統領の時に、(広義の)この問題の真相究明のための委員会や、財産没収に関する法律などが出来て、日でもそのことがかなり話題になったと思う。 ぼくも、よく知っている人から、知人の韓国人のおばあさんが、この法律のために財産を没収されて悲しい目にあった、というようなことを聞かされ、中国文化大革命のときの逸話なども思い出し、それが「ひどい話である」と言われると、たしかにそのように思わざるをえなかった。 しかし、あらためて考えてみると、その人が先祖代々(といっても植民地期以降だろうが)蓄積してきた財産というのが、なんらかの不正義にもとづいて積み上げられたものであるならば、その何割かを国が没収して他の多くの人々のために

    親日派問題について - Arisanのノート
    sharou
    sharou 2010/05/23
  • 京都の集会とデモ - Arisanのノート

    直きを以って怨みに報い、徳を以って徳に報ゆ。(『論語』 憲問三六より) 3月28日に京都で行われた、以下の集会とデモに行ってきた。 『民族差別・外国人排斥に反対し、多民族共生社会をつくりだそう 朝鮮学校への攻撃 をゆるさない!3・28集会』 http://www5d.biglobe.ne.jp/~mingakko/sasaerukai.htm 京都新聞に、その記事が載っていた。 http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100328000121&genre=C4&area=K00 記事のなかにもあるように、参加者は約900人との発表が主催者側からあった。 また、やはり記事に書いてあるとおり、デモ途中の何箇所かで、「在特会」との応酬、揉み合いのような場面があった。 ここでは、そのことを中心に感想を書くと思う。客観的な報告としては不十分なものであ

    京都の集会とデモ - Arisanのノート
    sharou
    sharou 2010/03/30
  • 無償化という欺瞞 - Arisanのノート

    28日に京都で行われたこの抗議集会とデモに行ったので、そのことを書こうかと思ったけど、下の記事を読んだら、これも大事なことが書いてあると思ったので、そちらを少し書いておきたい。 高校無償化は負担増 フリースクールや定時制の親ら訴え http://www.asahi.com/politics/update/0329/TKY201003280332.html 鳩山政権の目玉施策「高校無償化」は月内にも法案が成立する。しかし、不登校の生徒らが通うフリースクールには適用されず、授業料が安い定時制や特別支援学校なども恩恵が乏しい。無償化の財源として税の優遇措置が縮小されたため、逆に税負担の方が重くなるケースが多くなりそうだ。学びを幅広く支援するための制度が、逆に困難の中で勉強している生徒の家庭に負担を強いる形になっている。 この記事を読んで分かることは、(朝鮮学校のことに限らず)文部科学省が認めない

    無償化という欺瞞 - Arisanのノート
    sharou
    sharou 2010/03/30
  • 条件付きの民主主義に反対 - Arisanのノート

    この記事については、色々言いたいことがあるけど、一番大事な論点のみ書く。 次の箇所についてだ。 http://www.cyzo.com/2010/03/post_4163.html しかし、民主党案では「我が国と外交関係のある国の国籍を有する者やこれに準ずる地域を出身地とするものに限定する」としたため、特別永住者についても国交のある韓国籍を持つ人か、「準ずる地域」として、国交はないが交流のある台湾に限るとしている。各メディアでも「朝鮮半島出身者やその子孫で、韓国籍でない人は適用外になる可能性が高い」と報じた。 朝鮮学校をめぐる問題でも、あれだけこだわって結局排除することになりそうなぐらいだから、きっとこの問題でもこの部分がたいへんな議論になってるんだろうなあ、とは思っていた。 実際、この民主党案を見ると、「無償化」法案において検討されているとされる文部科学省の省令なるものと、発想が同じであ

    条件付きの民主主義に反対 - Arisanのノート
    sharou
    sharou 2010/03/27
    植民地支配は現地の人間が望んだ、っていうのも同じ伝。 http://www.yhlee.org/diary/?date=20030601#p02/
  • 眩暈がするほどひどい - Arisanのノート

    夜明け前にこの件の「先送り」についての記事を書いたけど、直後にもうこんな情報が流れてたんだよな。 そして、法案そのものはすでに可決。 http://www.asahi.com/politics/update/0312/TKY201003110535.html http://www.asahi.com/politics/update/0312/TKY201003110535_01.html しかしこれ、文科省が考えてる省令って、誰が考えても朝鮮学校をピンポイントで除外するという目的のために考え出された文面だ。 「外交ルートを通じてそれを国に問い合わせることが可能であること」って、「国交がない」だけじゃ台湾系の民族学校も除外しなくちゃいけなくなるから、わざわざ付け足したんだろう。よく悪知恵が働くよなあ。 そもそも排除を先に決めてなければ、こんな文案をひねり出す必要はなかったのだ。 普通は何ら

    眩暈がするほどひどい - Arisanのノート
    sharou
    sharou 2010/03/13
  • 大阪府知事はナチスと同じ - Arisanのノート

    橋下知事「北朝鮮はナチスと同じ」 朝鮮学校無償化問題で http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100310/lcl1003101205003-n1.htm 授業料無償化に関する朝鮮学校への対応をめぐり、大阪府の橋下徹知事は10日、朝鮮学校に交付している私立外国人学校振興補助金についても「廃止を念頭に置いている」と述べた。また「民族差別だという指摘があるが、朝鮮民族が悪いわけではない。北朝鮮という不法国家が問題。それはドイツ民族とナチスの関係と同じだ」と言及した。 産経だから仕方がないけど、見出しは扇情的であることは間違いない。 橋下が言ってることは(結局はそうでも)、表面上はそこまで単純ではないだろう。 実際に橋下が言ったことは、朝鮮を「不法国家」と決めつけた上で、国家と民族との関係を、ドイツ民族とナチスとの関係になぞらえて語った、ということらしい

    大阪府知事はナチスと同じ - Arisanのノート
    sharou
    sharou 2010/03/10
  • 政治的なものの排除について - Arisanのノート

    国民の過半数が朝鮮学校無償化除外を支持している事実に私たちはどう立ち向かうか http://civilesocietyforum.com/?eid=3632 この事について考えるとき、この「除外」を非難するにあたって、「すべての子ども(学生)が対象とされるべきなのに、朝鮮学校の生徒だけが外されるのは差別である」という考え方と、「これまでも差別や排除をこうむってきた朝鮮学校の人たちだからこそ、この排除(除外)は許せない」という考え方とがあるだろう。 私はこれまでどちらかというと後者に力点を置いて書いてきたと思うが、この二つの考え方にはやや重ならないように見える点があるとはいえ、そこで言おうとしていること、願われていることは突き詰めれば同じはずである。 その同じところが何なのかをより鮮明にするためにも、あらためて書いておきたい。 まず、これまで語られてきた「除外」の理由として、もっとも明確に述

    政治的なものの排除について - Arisanのノート
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    sharou 2010/03/09
  • 「暴力団と同じ」なのは誰だ - Arisanのノート

    もうなんだろうな、この人は。 http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030201001065.html http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030301000347.html http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201003030067.html 「金を出してやるから、こちらの条件を呑め」というわけか。 無償化の対象から外すというのが差別だといってるのに、その差別を政府が実行することの是認(支持)を前提とした上で、それに乗じて、金を餌に自分の要求を飲ませて相手を言いなりにしようという魂胆。そう言われても仕方がないよ。 それこそ「暴力団と同じ」(暴力団の方々には失礼だが、知事の言葉を引いて)なんじゃないの? 無償化の対象から除外するということが、どういう意味で当事者たちの

    「暴力団と同じ」なのは誰だ - Arisanのノート
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    sharou 2010/03/03
  • 差別の復権 - Arisanのノート

    「猿虎日記」さんに、今回の朝鮮学校対象除外問題についての政府への要請書への賛同の呼びかけ文が載りました。 「高校無償化」制度の朝鮮学校( 高級部)への適用を求める要請書(転載) http://d.hatena.ne.jp/sarutora/20100301 締め切りは、3日早朝です。 以下、そのまま文面を転載させていただき、蛇足ですが、末尾に関連して記事を書き加えます。 (以下転載) 高校無償化の朝鮮高校排除の動きに対し、以下の要請書を政府に提出するよう運動が行われています。 ぜひ賛同してください。 賛同は、個人でも団体でもかまいません。賛同の方は、3月3日 午前7時までに、 koshida@jca.apc.org あるいは、FAX:  011-596-3683 011-596-3683 まで返信してください。 また、知り合いの方にも知らせてください。 「高校無償化」制度の朝鮮学校( 高級

    差別の復権 - Arisanのノート
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    sharou 2010/03/01
  • 攻撃と黙認によって失われるもの - Arisanのノート

    この集まりには行けそうにないのだが、代わりに今考えてることを書いておく。 ≪朝鮮学校への攻撃を許さない!12・22緊急集会≫ http://www5d.biglobe.ne.jp/~mingakko/sasaeruki091204c.htm こういう行動によって起きる結果としては、もちろん子どもたちをはじめ、攻撃にさらされる人たちの心が傷つけられる、危険にさらされてダメージを受ける、そういうことがある。 だが、こうした行動・言動や、それを黙認する警察・行政の態度によってもたらされる、実際的な効果は、そうしたものばかりではない。 それは端的に言って、朝鮮学校の経営、その存続が立ち行かなくなるだろう、ということである。 いま現在、経営(運営)の苦しくない朝鮮学校など、日に存在しないはずだが、こうした事件と、それへの警察及び社会の黙認的な態度は、その苦境を決定的なものにするだろう。 朝鮮学校の

    攻撃と黙認によって失われるもの - Arisanのノート
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    sharou 2009/12/21
  • 刑事の暴力 - Arisanのノート

    『殺人の追憶』『グエムル 漢江の怪物』のポン・ジュノ監督の新作、『母なる証明』を見た。 この監督は、これがまだ三作目のはずだが、すでに巨匠の風格さえ漂う見事な作品に仕上がっていたと思う。ぼくが行ったときはあんまりお客さんが入ってなかったけど、特に映画好きの人には、見ることをすすめたい作品である。 ここでは、作品評ではなく、思ったことをひとつだけ書いておきたい。 この映画では、ウォンビンの演じる、知的障害のある若者が殺人の疑いをかけられ、田舎町の地元の警察に暴力的な脅しを受けて取り調べられる場面が出てくる。 この設定は、同監督のデビュー作で傑作と言っていい『殺人の追憶』と同じである。『殺人の追憶』では、ソン・ガンホ演じる主人公を含む刑事たちに、やはり障害のある登場人物が、拷問を受け、犯人であることをでっち上げられそうになる。 この『母なる証明』ではそこまでは言っていないけれども、若者と顔見知

    刑事の暴力 - Arisanのノート
    sharou
    sharou 2009/11/18
    あー、韓国映画にリアリティを与えているのはこういう部分かも。ふつうの人がいちばん怖い。
  • 「中級国家」と統一・非核化の問題 - Arisanのノート

    毎日新聞を読んでる人はご存知だろうが、日曜の経済面にこんな記事が載っていた。 中級国家ニッポン http://mainichi.jp/select/biz/ushioda/news/20091018ddm008070045000c.html アメリカの金融機関ゴールドマン・サックスが、朝鮮半島が統一されれば2050年にはGDPで日ドイツを上回るだろうという予測を出した、とのことである。 ドイツ統一のような無理をしない。当面、通貨も統一せず通行も制限する。徐々に統合する香港方式。北朝鮮の労働力の若さや豊富な資源の作用で大発展するという。はてさて、これをどう評価すべきか。私に明快な答えの用意はない。 2050年というと、えらい先の話でもあり、もちろんぼくにも「答えの用意」などあるわけがない。 朝鮮半島の統一、あるいは分断状況のスムースな解消が、そこに住む人たちの幸福や希望につながるような形

    「中級国家」と統一・非核化の問題 - Arisanのノート
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    sharou 2009/10/19
  • 歴史のなかの在日朝鮮人問題 - Arisanのノート

    先日ある友人と話していて、どういう話の流れだったか忘れたけどこんなやりとりになった。 いわゆる在日同胞の問題について、韓国の政府は長い間放置してきた。前の盧武鉉政権のときぐらいから一転して熱心にコミットするようになったのだが、それ以前はまったく冷淡であった。この点では、朝鮮の政府は教育をはじめさまざまな支援を在日の人たちに対して行ってきた。もちろん政治的な意図があってのことだろうが、国が行う支援というのは、そういうものだろう。 対照的に韓国の政府が在日同胞に対して冷淡な態度をとり続けて来たことが、心情的にも在日の人たちのさまざまな問題(国籍のことなど)に影響している。 そういったことを、ぼくはその友人に力説していて、友人(日人で、あんまりこの問題に詳しくない)もさかんにうなづいていた。 そこで、ぼくは日のことを引き合いに出した。日政府も、自国から戦前戦後に海外(北・南米、フィリピンな

    歴史のなかの在日朝鮮人問題 - Arisanのノート
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    sharou 2009/10/18
  • わけのわからない非難 - Arisanのノート

    どのぐらいのけが人なり逮捕者が出たのかとか、詳しいことを知らないけど、映像と関連記事を二三読んだ感想を書いておきます。 http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20090929/p1 上の記事に書かれてることだと思うけど、こうした排外主義の行動、最近では個人をターゲットにしたデモなどが行われてるということ自体が、まず暴力です。どこの国のどんな社会にもあることかも知れないが、だからといってその暴力が黙認されていいことにはならない。 ところが日の場合には、それが社会全体からたいてい黙認されている。これが、排外主義の対象になってる人にとっては、実際の行動以上の暴力でしょう。 それに比べると、この映像に映ってる直接的な暴力というのは、さしたる問題でないとさえ言える。 ぼくも、こういうデモについては、「ほっとけばいいのになあ」とか思ってしまうけど、それは、自分が矢面に立ったり

    わけのわからない非難 - Arisanのノート
    sharou
    sharou 2009/09/30
  • 『オルタ』の榊原論文 - Arisanのノート

    『オルタ』今号の北欧特集は、すでに紹介した対談のほかにも興味深い文章が並んでいるが、なかでも『スウェーデンの「男女平等」神話を検証する』と題した榊原裕美の論考は、刺激的なものだと思った。 この文章は全体としては、ぼくには十分に理解できていないところがあるのだが、各部分に示唆されるものが多く含まれている。 基的には、スウェーデンの『男女平等化政策は、福祉国家と国際競争力を両立させる社会構造を作りあげた。』(p31)という経緯が、それに失敗した日との対比を含めて語られる。スウェーデンの政策や状況を手放しで礼賛できるものではないが、日とはたいへんな違いであるということ。 こういった日の状況との懸隔は、小池克憲の文章『福祉国家と移民――スウェーデンの経験から』における、スウェーデンの先進的な移民政策が現在さまざまな限界に直面しているとはいっても、この国は例えば総人口950万に対して7万3千

    『オルタ』の榊原論文 - Arisanのノート
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    sharou 2009/09/15
  • 『オルタ』の対談を読んで - Arisanのノート

    『オルタ』7・8月号の特集、「北欧神話?―グローバリゼーションと福祉国家」の冒頭に置かれた、市野川容孝と小川有美による対談から抜粋。 http://www.parc-jp.org/alter/2009/alter_2009_07-08.html 北欧と日の「ソーシャルなもの」 北欧研究者である小川は、北欧諸国が19世紀以来置かれてきた条件のなかで「社会的(ソーシャル)であること」と「経済的な生き残り」を両立させる「社会的合理性」を追求してきたことを、まず強調している。 この「ソーシャルなもの(こと)」という表現は、この対談のなかでたびたび出てくるが、平等や福祉の精神、社会的連帯の実現といった意味ではないかと思う。 そのソーシャルなものに関して言うと、ナショナルな枠組みのもとで国民的な同一性を前提として平等と高福祉を実現してきた北欧諸国のあり方が、「社会に近い国家」(小川)という語で特徴づ

    『オルタ』の対談を読んで - Arisanのノート
    sharou
    sharou 2009/09/13