タブレットコンピュータ市場に関する調査によると、2014年第1四半期(1~3月)の世界出荷台数は5600万台で、前年同期の5900万台を下回った。米AppleがiPadの初代機を市場投入して以来、タブレットの出荷台数は一貫して増加していたが、今回初めて前年割れとなった。Wall Street JournalやCNETなどの米メディアが現地時間2014年7月10日に市場調査会社、米NPD DisplaySearchのレポートを引用して報じた。 それによると、前年割れとなった要因の1つは、画面サイズの小さなタブレットの需要低下。中国をはじめとする新興国市場では5.5インチ以上の大型スマートフォンに人気があり、小型タブレットの顧客を奪っている。米GoogleのNexus 7、米Amazon.comのKindle Fire HDX 7、米AppleのiPad miniに代表される7~7.9型端末の