日本はワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会で、自国開催だった2002年大会をのぞくと、初めてアウエーの地で決勝トーナメント進出を果たした。カメルーン、オランダ、デンマークと同居したグループリーグでは、オランダには敗れたものの2勝1敗の2位でグループリーグを突破。パラグアイと対戦したラウンド16では、120分を戦っても0-0と決着がつかず、最後はPK戦の末に敗退した。海外の指導者たちは、今大会の日本代表の戦いぶりをどのように見たのか。3人のスペイン人指導者に話を聞いた。 「今大会で最も驚かされた代表チームの1つ。素晴らしい戦いを披露したと思う」 日本がパラグアイ戦で敗れた試合直後、現在はアスレティック・ビルバオで下部組織の責任者を務めるスペインの名将ハビエル・イルレタ氏は、今大会の日本の印象をこう語ってくれた。 「守備をベースにしたチーム。大会を通して、守備ブロックの作り方、リトリート