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ブックマーク / www.enpitu.ne.jp (20)

  • 「勝間さん、自分と違う人がいることはわかります?」 - 活字中毒R。

    『AERA』2009年10月12日号(朝日新聞出版)の対談記事「勝間和代×香山リカ〜『ふつうの幸せ』に答えはあるか」より。構成は小林明子さん。 【勝間和代:香山さん、家事は好きですか? 香山リカ:好きじゃないです、全然。 勝間:私、好きなんです。洗濯物がパリッとなったり、お皿がピカピカになったりするプロセスが大好き。自分の行動で物が変化するって、楽しくないですか。だから私、ご飯をべて「ああ、おいしい」と思うだけで毎日が幸せです。今日も昼間、子どもの友達とお母さんがうちに遊びに来たんですが、デリバリーでとったサンドイッチがおいしくて、幸せでした。 香山:ご飯で幸せになれるんだったら、別に仕事で成功したり、資産を増やしたりしなくてもいいんじゃないですか。 勝間:おいしいご飯のためには、そこそこの経済力とスキルが必要です。いいレストランが判断でき、素材を吟味できたほうがいい。使いやすいお玉や粉

  • 活字中毒R。 『徹子の部屋』が、「一切編集をしない」3つの理由

    『聞き上手は一日にしてならず』(永江朗著・新潮文庫)より。 (ライター・永江朗さんが、各界の「プロの聞き手」10人に「聞き方の秘訣」についてインタビューしたから。黒柳徹子さんの回の一部です) 【永江朗:『徹子の部屋』は世界でも珍しい長寿番組になりましたね。ひとりで司会するトーク番組としては世界最長だとか。長く続くからには、それだけ画面にはあらわれない苦労も多いと思います。収録の前には、どの程度、スタッフとミーティングをするんですか。 黒柳徹子:月曜、火曜で6録っています。当は5でいいわけですけど、少しずつ余裕を見て。6録れば、1ヶ月で4のストックができます。何があるかわかりませんからね。ユニセフの仕事海外に出かけるため、夏休みとして収録を2週お休みします。芝居の舞台稽古があって休むこともあります。毎週、金曜日に打ち合わせをするのですが、いまディレクターが14人ぐらいいまして、

  • 活字中毒R。

    『のはなし』(伊集院光著・宝島社)より。 (「『好きな理由』の話」というエッセイの一部です) 【2年ほど前になるか、自分の担当しているラジオの深夜放送に立川談志家元をお呼びした時のこと。もともと古典落語の道をドロップアウトして今の世界に逃げ込んできた僕としては、談志家元は特別な存在で、何より6年間の修行時代にピリオドを打った理由の一つが「名人立川談志」の落語だった。 仕事疲れか、それが素の状態なのか、不機嫌そうにスタジオ入りした家元。僕は「機嫌を損ねて帰ってしまわないうちに…」とばかりその話をした。 「僕は落語家になって6年目のある日、若き日の談志師匠のやった『ひなつば(古典落語の演目の一つ。短く軽い話で特に若手の落語家がやる話)』のテープを聞いてショックを受けたんです。『芝浜』や『死神(ともに真打がおおとりで披露するクラスの演目)』ならいざ知らず、その時自分がやっている落語と、同じ年代の

    shibusashi
    shibusashi 2007/12/02
    『「うまい理屈が見つかったじゃねえか」』こういう思考がすぐ出るというのは、普段から自分自身に同じような思考を突きつけて自問自答してるんだろうなぁ。ほんと厳しい生き方です。
  • 活字中毒R。 「苦労」してるのを「努力」してると思ってる人

    『絶望に効くクスリ Vol.11』(山田玲司著・小学館)より。 (山田玲司さんが、各界で活躍している人々との対談を漫画化した作品の一部です。「漫画の神様」手塚治虫先生の長男でもある、映像作家・手塚眞さんの回から) 【山田玲司:若い人によくどんなアドバイスをされるんですか? 手塚眞:自分を見失わないように…って、よく言ってるんですけど……苦労と…努力が…イコールになっちゃうといけないですね。 山田:苦労してるのを努力してると思ってる人って多いですもんね。 手塚:苦労はしないほうがいいですね。一番の違いは、「やらされてる」か「やってる」かっていう違いだと思うんです。 実は一回だけ父に「ものづくり」について言われたことがあるんですけど…… 街頭モニターとかに流す環境ビデオを頼まれたんで、割り切って作ったものを父が見たらしいんですよ。どっちみちたいしたものじゃないって思ってたけど、父はその時…「も

    shibusashi
    shibusashi 2007/12/02
    『苦労はしないほうがいいですね。一番の違いは、「やらされてる」か「やってる」かっていう違いだと思うんです。』
  • 「歴史上の人物ばかりを研究している人」への箴言 - 活字中毒R。

    『シーマン語録2〜悩める小魚への145の賢言』(シーマン著・斎藤由多加編)より。 【(歴史上の人物ばかりを研究しているユーザーを戒めて) おまえ自身の過去ほど教訓の多い題材ないぞ、おまえにとって。】 〜〜〜〜〜〜〜 プレイステーション2のゲーム『シーマン2〜北京原人育成キット』および、携帯向けサービス『シーマン』によせられた人生相談の回答などをまとめたの一節なのですが、歴史好きの僕にとっては非常にインパクトがある言葉でした。 いや、歴史上の人物のみに限らず、例えばネット上に氾濫している「有名人の言葉」や「達人が教える生き方のコツ」みたいなものを「たくさんブックマークしている」ことを自慢している人や、「そういう言葉を使って他者を攻撃している人」って、けっこうたくさんいますよね。 もちろん、そんなふうに「他人の言動を研究して生かそうとする」ことは悪いことではないと僕も思います。 しかしながら

    shibusashi
    shibusashi 2007/12/02
    『(歴史上の人物ばかりを研究しているユーザーを戒めて)おまえ自身の過去ほど教訓の多い題材ないぞ、おまえにとって。』
  • 活字中毒R。

    『日は世界で第何位?』(岡崎大五著・新潮新書)より。 【一軒あたりの平均床面積(㎡)(世界の統計2006) 1位 アメリカ  162 2位 ルクセンブルク  126 3位 スロベニア    114 4位 デンマーク    109 5位 日       94.85 6位 オーストリア   92 7位 フランス     90 トルコ      90 8位 イギリス     87 9位 チェコ      84 10位 ポルトガル    83 以前、海外専門の駐在員をしていたころ、日人の客からちょくちょくクレームをもらった。これはヨーロッパならではのクレームである。いわく、 「床にスーツケースを開けて広げられないほど部屋が狭いのよ!」 「日人が小さいからって、わざと狭い部屋をあてがったりして」 「そりゃわたしたちは日人だもの、たしかにうさぎ小屋に住んでいるけど、海外に来てまでこんな仕打ち

    shibusashi
    shibusashi 2007/11/27
    ドミトリーに泊まると外人も普通に一人につき一つのベッドで満足してるよね。
  • 活字中毒R。

    『ダ・ヴィンチ』2007年9月号(メディアファクトリー)の特集記事「悲しみを知った夜は『100万回生きたねこ』を読み返す」より。 (西原理恵子さんへのインタビュー「『100万回生きたねこ』は、”負のスパイラル”を絶つ話でもあるんです」の一部です) 【西原さんが『100万回生きたねこ』と出会ったのは「小6か中1のときだと思う」。場所は、地元の図書館だった。 「まわりには、目が合っただけで殴りかかってくるような、いじわるな子供ばっかりで。だからいつも学校の図書館や市民図書館にいましたね。現実にはいやなことばっかりなんだから、にだっていやなことばっかりあってほしかったのに、絵にはいい子供ばっかり出てくる。『十五少年漂流記』とか『ロビンソン・クルーソー』を読んでも”全然漂流してない! うちのほうがよっぽど漂流してるよ!”って(笑)。 でも『100万回生きたねこ』は、すとん、と落ちた。ぜんぶ”だ

  • 活字中毒R。

    『月刊CIRCUS・2007年8月号』のインタビュー記事「荒俣宏〜博覧強記の巨人が語る、現代『意地っ張り男』のススメ」より。 【今の20代、30代の男たちって、「将来に対する漠たる不安」に悩んでるの? 我々の世代から見ると、今の日人は何でもあって、何でもできて、うらやましい限りと思うけどねえ(笑) まあ、「漠たる不安」というのはいつの時代にもあることですよ。でも貧乏な人じゃなく、ぜいたくな人に縁がある。「ぜいたく病」ですね。かつて作家の芥川龍之介は「ぼんやりとした不安」という言葉を遺して自殺しましたが、それくらい高級です。「漠たる不安」、つまり究極のメランコリーと中性脂肪と、このふたつは心と体のぜいたく病です。 もともと日人というのは、なるべくそういう「漠たる不安」がないよう、「負けたふりして勝つ」とか、「裏と表」、「音と建前」。あるいは「陰陽」、「ハレとケ」といった二重構造をうまく

  • 活字中毒R。 - 百科事典を売りに来た人にBMWを買わせる接客術

    『プロ論。3』(B-ing編集部[編]・徳間書店)より。 ((株)ダイエー、代表取締役会長・林文子さんのお話の一部です。林さんが自動車販売の仕事をされていたときのエピソードです) 【車が好きで、自動車販売という仕事があると知って、募集をしていたホンダの販売店に初めて電話を入れたとき、女性にはちょっと難しい、と言われました。でも、私は引き下がりませんでした。熱意というものは、やっぱり通じるんです。そして始まった3日間の研修。営業ノウハウはひとつも教えられませんでした。印象深かったのは、納車前の洗車の仕方。学んだのは、自動車販売の仕事は売ってから当のサービスが始まるのだ、ということでしたね。 最初は飛び込み訪問から始めましたが、全く苦にはなりませんでした。だって、それまでの仕事の方が断然つらかったから。やらされ仕事ではなく、自らの意思でやっている。この喜びといったらありません。また、そういう

  • 活字中毒R。 - 「悩むこと」と「考えること」の違い

    『孤独と不安のレッスン』(鴻上尚史著・大和書房)より。 【不安とトラブルは違うと書きました。 そもそも、「考えること」と「悩むこと」は違うのです。 僕は22歳で劇団を旗揚げしました。今と違って、学生劇団からプロを目指すなんて、誰もやっていませんでした。当然、旗揚げの時は、不安でした。 早稲田大学演劇研究会という所にいたのですが、先輩が、僕に、「鴻上、劇団、どうするの?」と聞いてきました。 「今、どうしようか考えているんですよ。旗揚げしたほうがいいのか、やっていけるのか……」 と答えると、その先輩は、 「考えてないじゃん、悩んでるんだろう」 と言いました。えっ? という顔をすると、先輩は、 「考えることと悩むことは違うよ。考えるっていうのは、劇団を旗揚げして、やっていけるのかどうか――じゃあ、まず、今の日の演劇状況を調べてみよう。自分がやりたい芝居と似たような劇団はあるのか、似たような劇団

  • 活字中毒R。

    「週刊SPA!2007/1/23号」(扶桑社)の「トーキングエクスプロージョン〜エッジな人々」第467回の映画監督・周防正行さんのインタビュー記事です。取材・文は編集企画室Over-All。 (映画『それでもボクはやってない』で日の裁判制度を描いた周防正行監督へのインタビュー記事の一部です) 【インタビュアー:自白して調書に書かれたら、それが証拠となって、有罪がほぼ確定してしまうわけですね。 周防:調書の書き方自体もおかしいんですよ。供述調書というのは、なぜか一人称独白体で書くことになっている。文学的な修飾語を多用して、犯行の瞬間を生々しく表現しようとする。例えば「ナイフを刺したときに何か音がしなかったか」「いや、音って言われても……」「ズブズブっとか、そんな感じがしなかったか」「そう言われればそうかもしれませんが」なんて一問一答があったとすると、「右手に持ったナイフを相手の腹に突き立て

  • 活字中毒R。就職の面接で、「すごくおっぱいが大きいけど、得するの?」と聞かれたら……

    「週刊SPA!2006.10/10号」(扶桑社)の鴻上尚史さんのコラム「ドン・キホーテのピアス・587」より。 【ここんとこ、ワークショップっつうのをやったり、新しい劇団のオーディションをしたりしています。 ちょくちょく書いている、僕が司会の『クール・ジャパン』というNHKBS2の番組で、面接の違いについて欧米人と盛り上がったことがあります。 ドイツ人もイギリス人も、そしてアメリカ人も、就職の面接の時は、「かなり攻撃的なことを聞く」んだそうです。 ドイツ人の説明が一番過激でした。 「離婚歴なんかがあると、『どうして離婚したの?』って突っ込まれますね。会社をいっぱい変わっていると、『なにかまずいことでも起こしたの?』って言われますね」 ちょっと信じがたかったので、「それは、なんのためなの?」と、素朴に聞けば、「とにかく相手を怒らせるのが目的なんですよ。怒った時に、相手がどうふるまうか、面接官

    shibusashi
    shibusashi 2006/10/13
    『多くの「職場」では、「ストレスに強いかどうか?」というのは、本当に大事なことなのです。』
  • 「韓国には白か黒しかない。灰色はないんだ」 活字中毒R。

    「週刊アスキー・2006.10/3号」(アスキー)の「今週のデジゴト」(山崎浩一著)より。 【あれは、そう、数年前に韓国のネット事情を取材したときのエピソードだった。当時、ネットで目の敵にされている某大新聞社の企画で、私は韓国の人気ニュースサイト主宰者のK君と出会ったのだった。K君はいわゆる386世代の末っ子に当たる30代後半。ご多分に漏れず、幼少期から反日教育を叩き込まれ、学生時代は過激な民主化闘争にのめり込み、主宰するサイトでも痛烈な保守批判に健筆をふるっていた。 ソウル江南区にあたる彼のオフィスで通り一遍の取材を終えると、なんだか話し足りない様子のK君は、私と通訳のY嬢を事に誘ってくれた。せっかくのお誘いなので、彼の行きつけの韓定レストランで昼間っから一杯やりながら話の続きを……てなことになった。 K君はいきなり焼酎のボトルを1空けてしまうと、さきほどとはうって変わった韓国風べ

    shibusashi
    shibusashi 2006/10/07
    『韓国には白か黒しかない。灰色はないんだ』
  • 活字中毒R。

    「週刊アスキー・2006.6/27号」の対談記事「進藤晶子の『え、それってどういうこと?』」より。 (書き下ろし小説「陰日向に咲く」がベストセラーになっている、劇団ひとりさんと進藤さんの対談の一部です) 【進藤:コンビを解散するとき、ひとりでやるか、別の方を探すか、選択肢があったと思うのですが。なぜひとりでやろうと思われたんですか? 劇団ひとり:解散する前、お遊びでひとりでライブに出てたんです。キャラクターショーみたいな感じのネタで。それがエライ評判がよくて、プロデューサーの人からも、こういうほうが向いてるんじゃないかって話になって。それから2、3ヵ月後、相方が借金をつくって、夜逃げに近い形でいなくなっちゃったんですが。 進藤:ありゃ! 劇団ひとり:それで解散することになった夜、先輩のデンジャラスの安田さんに「いい相方が見つかるまでしばらく考えます」って言ったら、「そういうヤツはたいてい、

    shibusashi
    shibusashi 2006/06/25
    『一度立ち止まってしまうことによって、いつのまにか「勢い」とか「情熱」というのは、失われてしまうのですよね。』
  • 活字中毒R。 - 松本人志が写真週刊誌を訴えた「本当の理由」

    「週刊プレイボーイ」(集英社)2006.6/5(Vol.23)号の「松人志の怒り!」より。 (読者からの[松さんが、写真週刊誌を相手に「裁判で勝訴」という記事を読みました。なんでも、プライベートでAVを借りているところを盗撮された」からとか。確かに、そんなことされたら腹立ちますよね!] というメッセージに対しての松人志さんの答えの一部です) 【この裁判はねえ、勝つには勝ったんですけど、当に大変でした。 もうね、ワザとやと思うんですけど、新聞やその他の報道でね、ボクのいちばん言いたかった主張が歪曲されているんですよ! 報道の多くが「プライベートでAVを借りているところを盗撮された」ことを怒っているように書いてありましたが、違うんですよ。 そうではなくて、写真を載せる時に「防犯カメラの記録ビデオから転載した」ことをボクは怒ったわけです。 もし、こんなことがこれからも許されるのなら、有名

  • 活字中毒R。 - 職業翻訳者にとっての「アンフェア」と「ネタバレ」

    「特盛!SF翻訳講座〜翻訳のウラ技、業界のウラ話」(大森望著・研究社)より。 【とくにジャンル小説の場合には、そのジャンルの読書量がものを言う。SFにはSFの、格ミステリには格ミステリの、ファンタジーにはファンタジーの約束事があり、それを知らずにいると、翻訳もとんちんかんなものになりがちだ。 たとえば翻訳ミステリなら、描写のフェアネス(読者に錯覚させるためのウソを地の文に書いてはならない)をきちんと理解して訳さないと、フェアなミステリがアンフェアなミステリになってしまったりする。 第二回格ミステリ大賞を受賞した『乱視読者の帰還』(みすず書房)収録のクリスティ論「明るい館の秘密」で、若島正氏が明晰に指摘する『そして誰もいなくなった』(ハヤカワ・ミステリ文庫)翻訳上の問題点は、その典型的な例。クリスティが駆使する叙述トリックに翻訳者までひっかかってしまったために、小説を注意深く読めば論理

  • 活字中毒R。 - 小説と戯曲の一番の違いはなんですか?

    「週刊SPA!2006.5/16号」(扶桑社)の鴻上尚史さんのコラム「ドン・キホーテのピアス・567」より。 【小説と戯曲の一番の違いはなんですか? とインタビューされました。 すぐに、「はい、小説は時間を気にせず書けるので、楽です」と答えました。 戯曲は、時間との闘いです。 僕は、いつも、400字詰め原稿用紙210枚前後で、ひとつの芝居を書きます。これを、びゅんびゅんの速度で上演して約2時間です。が、1時間58分と2時間4分では、作品の印象が大幅に違うのです。 戯曲やシナリオの場合は、「ストーリーを考える」ことと「自分を考える」ことが同時に要求されます。 ところが、小説の場合は、ここまで厳密ではないはずです。400字詰めで250枚を235枚にどうしてもしなければいけない必然は、そんなに強くないと思います。 シナリオや戯曲は、「時間とのパズルゲーム」なのです。 よく映画評や劇評で「登場人物

    shibusashi
    shibusashi 2006/06/07
    2時間以内の映画や演劇は時間がないので、複雑なキャラクターや特異なキャラクターを、たくさん描くことができないのです。
  • 活字中毒R。 - ジーコ監督をめぐる伝説と神話

    shibusashi
    shibusashi 2006/06/07
    「とにかく守備のことについては口やかましく言われた。守備重視の指導者というイメージに近い。」
  • 活字中毒R。 - 「生きていくっていうのは、満員電車に乗るようなもの」

    [毎日かあさん3〜背脂編」(西原理恵子著・毎日新聞社)より。 (このに収録されている、西原さんと「アンパンマン」でおなじみの漫画家・やなせたかしさんの対談の一部です) 【西原:私、自分のことを「スキマ商品」って言っているんです。少年ジャンプで一番になるとか、そういうのは最初から無理ですから。自信があったらミニスカパブにもエロにも行ってません。絵だけだと自信がないから、字も書いちゃえ、とか。 やなせ:「上京ものがたり」なんて、絵より文章が多いからねえ(笑)。でも、僕はあの作品がとくに好きだ。何かしら「西原風」というものが出来ている。 生きていくっていうのは、満員電車に乗るようなものでね。その中で自分の席を見つけるということなんですよ。満員でも、まず無理やり乗っちゃうこと。そして、降りたらダメ。乗ってさえいれば、貧乏でも何でも、必ず糧になる。ミニスカパブも、夫と別れるのもね(笑)。 僕は漫

    shibusashi
    shibusashi 2006/06/07
    「あるいは、そこまでして電車に乗る必要があるのか? 正直、僕にはその「正解」が、よくわかりません。」
  • 活字中毒R。 - 世間の敵意が、被害者に向かうんです。

    「約束された場所で」(村上春樹著・文藝春秋)より。 (村上春樹さんと河合隼雄さんの対談「『アンダーグラウンド』をめぐって」の一部です。『アンダーグランド』は、村上さんが地下鉄サリン事件の被害者の方々に事件当時のことについて行ったインタビューを集めたです。河合隼雄さんは、高名な臨床心理学者) 【村上:に納められた証言を読まれて、この人には治療が必要じゃないかと思われた例はありますか? 河合:それはありません。ただ読んでいて「これはつらかったやろな」と思いました。「おかしい」というのではありません。こんな目にあっているんだから、そんな具合になるのは当たり前なんです。これはむずかしいんだけど、PTSDというのは変な人がなるんじゃなくて、普通の人がなるんです。だからそのときに「俺は変じゃないんだ。普通の人間はこうなるんだ」ということがわかったら、それは楽になりますよね。そのときに相談できる人が

    shibusashi
    shibusashi 2006/06/07
    「日本人というのは異質なものを排除する傾向がものすごく強い」「震災のときもそうですが、最初に興奮があって、それから同情みたいなのに変わって、それがすぎると「まだやってるのか」というのに変わってしまう」
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