市場もどんどん拡大していて、アウトドアの市場規模は4274億円で、特にキャンプやハイキングなどが、全体の半分以上を占めている(矢野経済研究所調べ)。また、オートキャンプに参加している人も年々増えている、といったデータがあるなかで、ちょっと気になることも。市場が成長する一方で、キャンプ場の4分の1は赤字と言われているのだ。 厳しい経営環境が続いているなかで、2つの施設を再生させた会社がある。「クロスプロジェクトグループ」(本社:長野県)だ。長野県にある「いなかの風キャンプ場」と「小黒川渓谷キャンプ場」は経営難で苦しんでいたが、同社が2011年に運営を始めると、あれよあれよという間に再生したのだ。売り上げを見ると、いなかの風は5倍に、小黒川渓谷は2倍に。 多くのキャンプ場が経営不振に陥っているのに、2つの施設はどのようにして生まれ変わったのか。クロスプロジェクトグループの鷲尾晋専務取締役に話を
スキー人気の凋落で瀕死の状態にあったアルペンですが、昨年から展開するアウトドア専門店が人気を呼んでいます。アウトドアという新たな鉱脈は、苦戦が続く同社をV字回復に導くのでしょうか。今回、フリー・エディター&ライターでビジネス分野のジャーナリストとして活躍中の長浜淳之介さんが、同社アウトドア旗艦店を現地取材。そこから見えてきた「明るい兆し」の数々を紹介しています。 プロフィール:長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ) 兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。共著に『図解ICタグビジネスのすべて』(日本能率協会マネジメントセンター)、『バカ売れ法則大全』(SBクリエイティブ、行列研究所名儀)など。 アウトドアのトレンドにいち
「我々は森を使わせてもらっている。樹木が朽ちたらこの事業も終わり。できる限りそのままの森を残した状態を保ち、多くの人に森を見るきっかけを提供したい」 そう語るのは、自然共生型アウトドアパーク「フォレストアドベンチャー」を運営する金丸一郎社長だ。 フォレストアドベンチャーは、森林の中で、木から木に空中を移動して遊ぶアウトドアパーク。自分の力で樹木の幹に取り付けられたプラットフォームに登り、安全のためハーネスを装着し、木から一気にすべり降りる「ジップスライド」など、多彩なアトラクションを楽しめる。 樹木への負担を最小限にし、森林をそのまま活用しているのが最大の特徴で、ユーザーは地上5m~15mを移動するため、恐怖心が煽られる心地よさがある。まさに、アドベンチャーだ。フランスのアルタス社と業務提携を実施し、日本では、2006年に初めて富士山麓に「フォレストアドベンチャー・フジ」を開設。その後、北
家電量販店「ヨドバシカメラ」を運営するヨドバシホールディングス(HD)は4月3日、アウトドア用品店のICI石井スポーツの全株式を、投資ファンドのアドバンテッジパートナーズから譲り受けると発表した。ほかの株主もヨドバシHDに株式を譲渡する見通して、石井スポーツと傘下のアート・スポーツは、ヨドバシHDの100%子会社になる見込みだ。 株式授受は3月28日付。ヨドバシは買収後も、石井スポーツ、アート・スポーツの店舗運営の独立性や従業員の雇用を維持するとしている。また、ヨドバシグループが運営する不動産への出店や、eコマース、経営システム、物流システムの活用などを通じ、さらなる専門性の追求や顧客サービス向上、収益の拡大に努めるとしている。 関連記事 34階建て「ヨドバシ梅田タワー」誕生へ 大阪駅からのアクセスも改善 ヨドバシカメラがJR大阪駅北口に「ヨドバシ梅田タワー」(仮称)を建設する。2017年
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