パンドラの箱を開ける禁断の研究 ハンサム、美人は得なのか。顔の良さと年収には、関係があるのか。 私たちはしばしば、ハンサムや美人をうらやましいと感じがちだ。だが、実際のところ彼らがほんとうにモテて、金持ちで、幸せなのだろうか――意外かもしれないが、これまで客観的な統計データが存在しなかった。 そこで、ルックス(容姿、外見、見た目、美しさ)の社会的役割を調べるために、私は社会学者たちと研究プロジェクトを組んで、全国の2199人に学術調査を実施した。データを統計分析した結果、はじめて明らかになったことがいくつかある。 世の中の人をハンサム、美人な人から順に一列に並べたとして、「最初の25パーセント」のグループと「最後の25パーセント」のグループを比較してみよう。すると、もっともハンサム・美人なグループはもっともそうでないグループとくらべて、恋愛面で(15歳から最初の結婚までの)恋人の数が1.5
![イケメン・美人ほど「年収が高くて、出世しやすい」のは本当なのか?(小林 盾) @moneygendai](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9f20d1c45616d8f96fd58a20d2c784d64026c977/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F6%2F2%2F1200m%2Fimg_621c124188cfef354c3721feb6a7d1b854280.jpg)