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ブックマーク / yasuyuki-iida.hatenablog.com (12)

  • 『新版 ダメな議論』(ちくま文庫)発売です - こら!たまには研究しろ!!

    2006年にちくま新書より刊行された『ダメな議論―論理思考で見抜く (ちくま新書)』がなんと!12年ぶりに文庫として発刊されました! 奥付は11月8日ですが書店に並び始める&amazonで在庫有りになるのが今日(11月10日)のようなので,満を持しての宣伝エントリです. 新版 ダメな議論 (ちくま文庫 い 76-2) 作者: 飯田泰之 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2018/11/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 文庫版ですから,旧バージョンを持っている人には関係のない話・・・・・・とおもわれるかもしれませんが,タイトルを見て下さい!『新版 ダメな議論 (ちくま文庫)』ですよ.「新版」だし,「論理思考で見抜」いてないですよ! もう一冊買うべきです……とはいえまぁ旧バージョンを底にしていまして,新章以外の内容面で大きな差はありませんが(大風呂敷ですいません).

    『新版 ダメな議論』(ちくま文庫)発売です - こら!たまには研究しろ!!
  • 『農業で稼ぐ!経済学』 - こら!たまには研究しろ!!

    更新全然してない&更新したと思ったらまた告知でおなじみの「こら!たまには研究しろ!!」ですが,今回もそのスキームから抜けていません.blogにtwitterにfacebookとどんどん使いこなせている人ってどういう時間管理しているんだろう…….ただ,blog更新がトロい理由のひとつを今日発見しました! ブックマークに入れてなかった! ふた月ほど前にメインのPCを変えたのですが,そのときあまりにも多いブクマを捨ててどうしても必要なものだけ再登録していたら,なんと自分のblogを入れてなかった*1……そしてブクマにないと「なんとなく見る」ことが無くなって,自分の「日常業務の外」になってしまう.うーん.なんとなくこれって"nudge"? すいません題です 農業ジャーナリストでコンサルタントの浅川芳裕さんとの共著が出ます.この組み合わせで共著だと対談?と思われるかもしれませんが,内容は「浅川&

    『農業で稼ぐ!経済学』 - こら!たまには研究しろ!!
  • 『日本経済復活――一番簡単な方法』本日発売! 2010-02-17 - こら!たまには研究しろ!!

    飯田です.満を持して今日発売.勝間和代さん,宮崎哲弥さんとの鼎談……とにかくデフレ脱却が必要で,そのために出来る手段はまだまだ残されているという. 日経済復活 一番かんたんな方法 (光文社新書 443) 作者: 勝間和代,宮崎哲弥,飯田泰之出版社/メーカー: 光文社発売日: 2010/02/17メディア: 新書購入: 5人 クリック: 405回この商品を含むブログ (52件) を見る 書の出版の経緯は,何おいても勝間さんが菅大臣(当時国家戦略担当)に行った脱デフレについてのプレゼンです.以前からリフレ政策に大きな関心を寄せていた宮崎哲弥氏が「一度勝間と話さなきゃいけない」とおっしゃっていたのをうけて,シノドス一同が策動した結果企画が実現しました. リフレ政策には3つのレベルがあります. 【モデレートなリフレ政策】0金利の解除条件を明確にし,その遵守を厳守させる法的な裏付けを与える

  • 2009-05-31 - こら!たまには研究しろ!! #コメント インタゲ2009/06/11 12:14 狭義のインタゲ派と広義のインタゲ派 狭義のインタゲ派の基本主張: (「中銀がインフレ率をコントロ

    クルーグマンのTV出演がyoutubeに落ちてました!#1と#2は戸越銀座で遊んでいるだけなんですが,冒頭のベビーシッターモデルの説明は思ったよりまとも.編は#3と#4の与謝野大臣と吉川先生との対談です. 定額給付金については割戻減税のようなものと理解しているのかもしれません.流動性制約家計が多いと思われる*1納税をしていない家計にも届くように無条件でまいていると言ったら評価は変わったのかなぁ.クルーグマンの重点は財政政策のようですが,いわゆる中立命題*2は支持しているように感じます. にもかかわらず財政支出政策には積極的.どんなモデルが頭の中にあるのだろう.先月の『Voice』では「ホームタウンである伝統的ケインズ主義への回帰」みたいに書きましたが,(減税と財政支出を区別しているところから見ると)どうもそうではないのかもしれない.Krugmanの頭の中にはインフォーマルにはモデルが組み

    2009-05-31 - こら!たまには研究しろ!! #コメント インタゲ2009/06/11 12:14 狭義のインタゲ派と広義のインタゲ派 狭義のインタゲ派の基本主張: (「中銀がインフレ率をコントロ
  • やられた - こら!たまには研究しろ!!

    小飼弾氏にがっつり説教されてます. 人文科学者がダメな理由がわかる 無限に関する話はまったくおっしゃるとおり.幾何級数的な成長が無限に続くというのは明らかに言いすぎ.言葉を選ぶべきでした. ただ留意してて欲しいのは,サブプライムローン以降に雨後のたけのこのように出ている危機の多くが考えている「経済成長は無限じゃない」や倫理的な資主義経済批判における「経済成長の限界」等の話はけして小飼さんの言及するような「無限」の問題ではないという点.現時点で技術成長の限界が来ているとか,資源制約を迎えているという話です.前者は技術進歩の収束傾向がまだ(観察されるほどでは)ないこと,後者はそれにくわえて付加価値と使用天然資源量が同じペースで伸びるわけではないことなどから否定できるでしょう*1. 小飼氏自身が言うところの, ある「経済物」の成長はロジスティック式に従うが、イノベーションによって今度は別の「

    やられた - こら!たまには研究しろ!!
    shichimin
    shichimin 2009/06/01
    dankogaiへの返信
  • 『日本を変える「知」』(芹沢・荻上編,光文社) - こら!たまには研究しろ!!

    日満を持して……SYNODOS READINGS第一弾『日を変える「知」』が発売されます.編者は社会学者の芹沢一也氏と批評家の荻上チキ氏.執筆は鈴木健介氏,橋努氏,田由紀氏,吉田徹氏,そして僕です. 日を変える「知」 (SYNODOS READINGS) 作者: 芹沢一也,荻上チキ,飯田泰之,鈴木謙介,橋努,田由紀,吉田徹出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/05/22メディア: 新書購入: 15人 クリック: 129回この商品を含むブログ (52件) を見る 内容は, はじめに(芹沢一也) 1:「経済学っぽい考え方」の欠如が日をダメにする(飯田泰之) 2:ニッポンの民主主義(吉田徹) 3:教育・労働・家族をめぐる問題(田由紀) 4:日ならではの「再帰的不安」を乗り越えて(鈴木健介) 5:誰もネオリベラリズムを全面否定できない(橋努) あとがきにかえて(荻上チ

  • 自己責任論批判の作法と戦略 - こら!たまには研究しろ!!

    まずは前置き……長いので読み飛ばしてくださっても結構です ミクロ・マクロと言ってもミクロ経済学とマクロ経済学ではございません.個別問題と全体のシステムのお話しについて.自己責任論批判を巡る論争を見る度に,今のままでは自己責任批判論は自己責任論を説得できないだろうなと感じてならないんです. 自己責任論……特にここ数年の流行としてはニート・フリーター・ワーキングプアは「そいつらの努力が足りないせいだ」なのか,「社会の問題」なのかの論争において両者の論争がどうもまとを外しているように思えてならない. あるX君が失業しているとしましょう.「もし」X君が「職を得られるよう」「社内で評価される」「待遇が悪い仕事でもがまんしてやってみる」ための努力をもっとしていたら「X君」が失業者になっていた可能性はずいぶん低いでしょう.その意味で,「X君が失業している」ことはX君の「自己責任」ではあります.その意味で

    自己責任論批判の作法と戦略 - こら!たまには研究しろ!!
  • 情報は僕たちの前を通り過ぎていく 2009-02-05 - こら!たまには研究しろ!!

    なんだかここ数日この過疎ブログにはあり得ないアクセス数なので調子に乗って専門外のことにも口を出してみようかと思います.というのも,の安全や科学物質への危険性への警戒感がかくまでも高まっている中で忘れ去られつつある議論を思い出す機会が,ごく最近,あったためです.ブクマ等ではじめて僕という書き手を知ったという方にも是非知っておいていただきたい議論です. 以下に紹介する議論は,数年前にweb上で一過性の流行をみせたものの,他の多くの無数の警句と同様に一時的な流行として多くの人の記憶から薄れつつあるようです.しかし,その危険性は(僕の知る限り)全ての科学者によって認識され,米国ではその探求のための研究会も組織されています.また,以下に紹介する日語訳サイトの現在の管理者(私の同僚なのですが)によるとまだこの危険性についてご存じない方も少なくないとのこと.特に同議論の流行時のことをご存じない若者

    情報は僕たちの前を通り過ぎていく 2009-02-05 - こら!たまには研究しろ!!
  • 2009-02-02 経済成長ってなんなのよ?- こら!たまには研究しろ!!

    先日のエントリに関連して一番多かったコメントが「経済成長なんて出来るの」というものでした.そこで,経済成長についてちょっとしたメモを*1. まず,単に「経済成長」ではちょいと抽象的過ぎる.こいつにまずは取り扱いが容易な定義を与えましょう.経済成長とは「ある国の国民*2が経済的に豊かになっていくこと」です.経済的な豊かさは「国民がどれだけの財・サービスを購入できるor貯蓄できるか」できまる.ということはそれを計る指標は実質GDP(実質国民所得)ということになります*3. でも,ここで「待てよ」と思うかもしれない.「国民って何よ?」という疑問.「日国民って人」がいるわけじゃあないですよね.もう少し実感にあわせるなら「平均的国民の経済的な豊かさ」ってことになるでしょう.すると,実質GDPよりも一人当たり実質GDPが経済成長の定義としては優れている. こうまとめると,人口減少だから経済成長しない

    2009-02-02 経済成長ってなんなのよ?- こら!たまには研究しろ!!
  • まずは三択だって言うことに気づかねばならない - こら!たまには研究しろ!!

    今週もちょっと早読み『週刊ダイヤモンド』です.今回の特集は「正社員vsハケン 対立か共存か!?」と銘打っての格差問題*1.それにあわせてか「Data Focus」でも樋口美雄先生の雇用保険のカバー率低下のお話し.経済誌ということもあって,TV・新聞の派遣問題者よりも現実的な認識・解決策の模索に重点が置かれているかんじ.特集記事関連以外ではあいかわらず山崎元さんが冴えてます♪ 囲み記事ではおなじみ湯浅誠・雨宮処凜・赤木智弘の三人のそろい踏みなんですが,なかでも注目したいところは雨宮氏の「対立をあおるのは逆効果」という主張です.湯浅氏も他のメディアで同じような主張をされることが多いように感じます. 全くそのとおりではある*2んですが……分配の問題は必然的にパイの取り合いにならざるを得ない点を忘れてはいけない! ダイヤモンドの表紙自体がそれを如実に表しています. 一定の産出量(総所得)の元でA氏

    まずは三択だって言うことに気づかねばならない - こら!たまには研究しろ!!
  • いきなりの満額回答 - こら!たまには研究しろ!!

    早朝のニュースアラートで目覚めると……まさかの1%利下げ発動.文章からもその決意の強さと継続性が明確に読み取れます.継続的な政策姿勢を,不退転の決意を持って市場に伝える……いよいよ米国はリフレ政策格発動です.さらなる二の矢三の矢にも言及されており歴史的な政策の開始を予感させます. 16日FOMC速報 以下,議論のために全訳*1を 速報 日,連邦公開市場委員会はフェデラルファンドレートの誘導水準を0-1/4%とすることを決定した. 前回の委員会以降,労働市場の状況は悪化しており,各種統計も消費支出・企業投資・鉱工業生産の低下を示している.金融市場は依然緊迫しており,資金需給状況はタイトである.これらの状況に鑑み,景況の見通しはさらに悪化している. また,この間に経済へのインフレ圧力は大きく減退している.経済活動の停滞をうけてエネルギー,コモディティの価格は低下の見通してあることから,委員

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    shichimin
    shichimin 2008/12/17
    FRB12/16速報の全訳
  • こら!たまには研究しろ!! - ブックオフめ!恨むぞよ

    国家の品格 (新潮新書) 作者: 藤原正彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/11/20メディア: 新書購入: 5人 クリック: 255回この商品を含むブログ (907件) を見る 書については,amazon書評でも指摘されていましたが,多くの学生からもその「ダメな議論性」について感想をうけていました.というわけで……気にはなっていはいたんですが,精神衛生に良くないと思い避けていました*1.しかし,今回もまたいまさらなのに読んでしまいました……『国家の品格』.あぁなんちゅうか……売れるはこりゃ.こういうの読む度にいろんな意味で激しくおちる.『他人を見下す……』といいこれといい,購入のきっかけはブックオフで200円だったからという単純なモノです.恨むぞブックオフ(←激しく逆恨み) 書は基的に拙著『ダメな議論』がいうところの「コールドリード型言説」のみから構成されています.は

    shichimin
    shichimin 2007/01/31
    「ダメな議論」の見本
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