星野リゾート(長野県軽井沢町)は10月から大学の学年に関係なく入社試験を受けられるようにする。大学1、2年生にも内定を出す。観光業界では慢性的な人手不足が続いており、早期の採用活動で優秀な人材の獲得を目指す。星野リゾートは通年で採用活動を実施している。学生は内々定から半年以内に内定を受諾するかどうか決める。卒業から12カ月以内に入社すればよく、入社時期も2月と4月、6月、10月の年4回から選べ
エリート過剰生産が国家を滅ぼす 作者:ピーター ターチン早川書房Amazonこの『エリート過剰生産が国家を滅ぼす』は、もともとカブトムシやチョウといった生き物の個体群動態について研究して生計を立ててきた研究者が、複雑系科学のアプローチを人間社会の研究に応用していった結果をまとめた一冊になる。 この著者らが切り開いた分野は「クリオダイナミクス」(歴史動力学)と呼ばれ、人類史に繰り返し現れるパターンが存在することを発見し、どのような条件が揃うとあるパターン(たとえば、国家の崩壊など)が発生するのか──を歴史の定量分析を通して研究している。「エリート過剰生産が国家を滅ぼす」はたとえ話や主観的な主張ではなく、彼らの研究を通して見えてきた「国家が滅びに向かう」具体的な要因なのだ。 二〇一〇年、各分野の専門家が今後一〇年の展望を予想するという科学誌『ネイチャー』の特集で、私はつぎのように明言した。米国
「強盗だ!」ではなく、「Go to a door(ドアに向かえ)!」だったのか-。金品を奪おうと民家に忍び込み、住人にけがをさせたとして、住居侵入や強盗致傷罪に問われたオーストラリア国籍の男の公判が、東京地裁で開かれている。被害者に発したとされる「脅し文句」について、被告側は「英語を聞き間違えたものだ」として無罪を主張。〝空耳〟が争点となるのは極めて異例で、裁判員の判断が注目される。 あの名物コーナー「『空耳』をテーマにした番組を、知っている方もいらっしゃるのではないでしょうか」 今月2日、弁護人が冒頭陳述でこう述べると、裁判員や裁判官の顔に、小さく笑みが浮かんだように見えた。 番組とは、テレビ朝日系列でかつて放送されていた深夜番組「タモリ倶楽部」の名物コーナー「空耳アワー」。洋楽の歌詞が、なぜかまったく別の意味の日本語に聞こえる-。そんなテーマで視聴者が投稿した曲を聴き、その妙を楽しむ趣
昨今、後を絶たない外国人による交通事故。悲惨な事故も報道されていますが、なぜ外国人が簡単に運転できる環境が出来ているのでしょうか。そこには「外国免許切替」というルールが存在しました。 最近、外国人による悲惨な事故の報道が見受けられます。そうした中で、SNSなどを中心に「外国人が日本のホテルの住所で日本の運転免許証を取得している」という話が話題となっています。 これは「外国免許切替(以下:外免切替)」というルールによるものですが、なぜ日本のホテルの住所で運転免許証が取得できるのでしょうか。またそれ故のトラブルは起こっていないのでしょうか。 日本を訪れる外国人観光客の中にはレンタカーを使って移動する人達も多くいます。 コロナ前ですでに年間100万人以上がレンタカーを利用していました。 観光庁の最新調査によると、観光目的で来日した外国人の7-8%、人数にすると1年間で約250-280万人がレンタ
NBER @nberpubs Japan’s massive public investments in codifying technical knowledge explain why it was unique among non-Western countries in industrializing in the 19th and early 20th centuries, from @juhreka13, Shogo Sakabe, and @deweinstein nber.org/papers/w32667 pic.x.com/xKRuEqdHQK 2024-07-18 00:01:27 日本が19世紀から20世紀初頭にかけて非西洋諸国の中で特異な工業国であった理由は、技術的知識を体系化するための大規模な公共投資によるものである。 西内啓 Hiromu Nishiuchi
2024年10月15日午前8時頃、モリサワによって写研書体がリリースされ、Morisawa Fontsにて使用可能となりました。 これは歴史の一大転換点であり、個人的にはデザイン・印刷史上、 モリサワがAdobeにPostScriptフォントを提供(1989) MacOSXにヒラギノ書体を標準搭載――“ヒラギノショック”(2001) フォントワークスがフォントの定額サブスク「LETS」を開始(2002) に匹敵、もしくは超えるターニングポイントであると考えています。デザインやフォントに詳しい方でないと、なかなか伝わらないと思いますが。 ちなみに写研というのは元々、こういうものです。まずはご覧ください。 これは現在のデザイン・印刷業界で主流のデジタルなDTPワークフローが登場する前の、手動写植機やフィルムを使用していた時代の雑誌制作風景です。 これがデジタルに移行していく過程で現在主流になっ
先日Xの株クラで話題になったのが「再現性のあるFIRE」でした。これは、FIRE本の著者に対して、読者が求めているのは再現性のあるFIREであって、贈与や相続で得たお金でFIREする内容じゃない――という流れで出てきた話。でも、再現性のあるFIREってなんでしょう。そんなのあるのでしょうか。 親からの贈与でFIREしても参考にならない 突き詰めるとFIREは運? 大元本−高収入−サラリーマン 大元本−高収入ー一発系 大元本−節約系 運用−株式系 運用−不動産系 運用-仮想通貨系 結局、再現性の高いFIRE手法は? 親からの贈与でFIREしても参考にならない FIREにはいろいろな亜種があって、「やりたくない仕事を続けるより自由に生きよう」というRE軸と、「資産があれば経済的に自立できる」というFI軸があります。 RE軸は、昔から名前を変えて存在しています。例えば副業を主軸に据えて生きていく
書店に並ぶのは10/21ごろみたいです。 というわけで、その宣伝&関連する論文やコラムなどの紹介をしたいと思います! 本の話目新しい指摘は詳しい内容は冒頭にリンクを貼った出版社サイトの目次をみていただくとして、とりあえず類書にない目新しい指摘は 2000年代半ばの「回復期」に卒業した世代は全然「回復」してなくてむしろ「就職氷河期」の最初のほうがマシだった(第1章・第4章) 氷河期どん底世代は実は団塊ジュニア世代より子供を多く生んでいた!(第2章) の2点だと著者は思ってます。 あと、これはすでに他の人たちもさんざん指摘していることですが、やっぱり不安定雇用・低い収入のまま中高年に達した人が一定数いて、社会から孤立している無業者も若い世代ほど増えていて、すでにやばいけどこれ以上放置したらさらにやばいですよ、ということも改めて統計データに基づいて指摘しています。 データで裏を取ることにこだわり
韓国の人気音楽グループ、NewJeansのメンバーが、職場でいじめを受けたと訴えて国会で証言し、韓国の内外で大きく報じられています。 NewJeansのハニさんは職場でほかのグループにあいさつした際、相手のマネージャーがそのグループのメンバーに向けてハニさんを「無視しろ」と述べたとして、いじめにあたると先月動画サイトで訴え、韓国で波紋を広げています。 これを受けて15日、韓国国会の環境労働委員会は、ハニさんと所属する事務所の代表を呼び、それぞれが証言しました。 ハニさんは職場でのいじめだとして「なぜこのような目にあわなければならないのか理解できない。ほかの先輩や後輩たちがこういった目に遭わないでほしい」と述べて、時折、涙を見せながら、事務所が事実関係の把握などに最善を尽くしていないと主張しました。 一方で事務所の代表は「残念ながら現在内部で把握している中では、互いの主張は食い違っている」と
モリサワは10月15日、写研と共同開発したOpenTypeフォント43種の提供を始めた。写真植字全盛期に使われた写研の書体をデジタルフォントとして利用可能にしたもので、同社のサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」を通して提供する。 43種のうち30種は、写研から提供を受けたアウトラインデータに加えて不足文字の作成、文字セットなどの仕様の整理を行った「写研クラシックス」として提供。残りは写研の書体を参考にしながら新規にデザインし直した「改刻フォント」として提供する。ラインアップは以下の通り。 ■改刻フォント 石井明朝 L/R/M/B 石井明朝オールドスタイルかな L/R/M/B 石井ゴシック L/R/M/B/EB ■写研クラシックス 有行書 石井楷書 石井中ゴシック 石井中丸ゴシック 石井中明朝 石井中明朝オールドスタイル大がな イナクズレ イナピエロ B イナミン イノ
スズキとエステーは10月11日、車酔いに悩む人向けの新型芳香剤『Air Forest YOWAN(エアフォレストヨワン)車用エアケアキューブ』を共同開発し、2025年春までに発売すると発表した。同日、東京都新宿区のエステー本社でプレゼンテーションが開催された。 スズキの社内調査によると、自動車に同乗する人の約23%が乗り物酔いに困っているという。また、運転者は乗り物酔いになりにくいが、同乗者は乗り物酔いになる。将来的に自動運転技術が発達すれば、全ての乗員が乗り物酔いの対象となる可能性があり、この課題はさらに拡大すると予想されている。 新製品は、車内の不快なニオイを軽減し、快適な空間を実現することを目的に開発された。北海道トドマツの天然精油を配合し、爽やかで心地よいグリーンの香りが特徴だ。車の中の不快臭に対する高い消臭効果もあるという。従来の芳香剤が、車の外から持ち込まれた臭い、タバコや食べ
ベルギーの伝統的な民家のティンバーフレームを忠実に再現。太い丸太で柱や梁などの骨格を組み上げるのが特徴だ。土壁や土間、 茅葺き屋根なども組み合わせ、懐かしくて新しい印象に。(C)Shohei Hishida 繊細なカンナがけを重ねて木材の両端を丁寧に成形し、均一で柔らかな曲線を生み出す。一方で、大きなまさかりを豪快に振り下ろして丸太の表面を削り落とす。菱田は、日本の匠の技とベルギー古民家をかけ合わせた独自の世界観で国内外から注目を集める「大工アーティスト」だ。 「カルチャープレナー30」特設ウェブサイト 「機能を超えた美しさは、手仕事の魅せ方を考慮して設計することで生まれる。それができるのは、技術をもつ大工だからこそ」。信念に基づき、設計から施工までを自ら手がける。繊細かつ大胆な手仕事を発信する菱田のインスタグラムはヨーロッパや南米を中心にファンがつき、開設から1年足らずでフォロワー21万
9月6日、大阪・梅田の駅前に「GRAND GREEN OSAKA」が誕生した。その中にある都市型公園「うめきた公園」は、都市公園として非常に好評だ。 筆者は以前、GRAND GREEN OSAKAについて現地のレポートを交えながら、その再開発のキーワードは「開放性」にあると解説した。芝生広場から見える青空のような、景色の開放性もさることながら、無料で座れたり寝っ転がったりできる場所があり、さまざまな人に開かれているという意味での開放性の高さにも驚いたのだ。公園だけでなく同時にオープンした「北館」も、館内に「スペースがあるだけ」という作りで、さまざまな人に開かれている印象を持った。 関連記事:大阪に爆誕「うめきた公園」があまりに凄かった件 グラングリーン大阪は再開発の転換点になるかも その光景を見て頭に浮かんだのは、東京のことだった。そこでも多くの再開発が進行しているが、それらに「開放性」は
研究所向けの機能を盛り込んだ、コクヨの「リサーチラボペン」が好調だ。現場をヒアリングし、様々なニーズを実現できる特殊インクの開発が市場開拓に奏功。ニッチながら安定した売り上げが見込めるとして、今後も同分野向け商品開発を強化する。 「成熟している市場だから、もう開拓の余地はない」と思えるジャンルでも、視点を変えれば新たな市場はまだ見つかるはずだ。たとえニッチなマーケットでも、高い付加価値を備え、継続的な購入が多い商品なら、安定した売り上げを見込める。 それを実現した商品がある。コクヨが開発・販売している「リサーチラボペン」だ。 企業や大学といった研究所向けのペンで、一般的な油性ペンとは異なる特殊なインクを開発した。「アルコールで拭いても文字が消えにくい」「小さい容器にも書き込みやすい0.6mmの細いペン先」「凍結面や結露面など濡れていても書ける」といった特徴がある。研究所のニーズを細かくヒア
一覧で紹介したもののうち、経費で落とすときに注意が必要なものを解説します。 交際費 経費で落とせる交際費とは、得意先や仕入れ先といった「事業に関連する相手先」に接待などを行うときの費用が該当します。 交際費は事業を行ううえで必要な経費ではありますが、過度に使われることも多いため、法人の場合は、経費として認められる範囲が決まっています。具体的には飲食費のうち50%まで、資本金1億円以下の法人であれば飲食費のうち50%までか合計800万円まで選択することができるといった定めがあります。この範囲を超えてしまうと、経費で落とすことはできません。 一方、個人の場合は年間800万円まで、といった制約はありません。しかし、収入の獲得に必要なものであると証明できないと、私的なものとして扱われてしまいます。私的なものとして扱われると経費として認められないため、注意してください。 交際費とは 中小企業の損金不
NHKは、経営計画修正案についてのメディア説明会を開催。インターネット配信のみでの受信契約の具体などについて説明した。 「誤受信防止措置」画面のイメージ(NHKによる説明資料より) 「誤受信防止措置」で「スマホを持っているだけで受信料徴収」にならないよう配慮 NHKの番組のインターネット配信については、2024年5月に改正放送法が成立。現在は“任意業務”であるNHKのインターネット活用業務が2025年10月から“必須業務化”され、テレビを持っていない人でもスマートフォンやPCのみで受信契約を結べるようになる。こうした背景を受けて、NHKではインターネット活用業務の具体を盛り込むなどした2024年度~2026年度の経営計画修正案を発表した。 “必須業務化”における大きなトピックである番組のネット配信については、いわゆる「ネット受信料」を地上契約と同額の月額1,100円に設定することを正式に表
2024年7月の東京都知事選に立候補し、15万4638票の得票数で5位となったAIエンジニアの安野貴博さん。「テクノロジーで誰も取り残さない東京へ」のポリシーの元に集った「チーム安野」の一員が、妻の黒岩里奈さんだ。33歳の夫婦は政治の未来をどのように描いているのか。パートナーの形を聞いた対談を『 週刊文春WOMAN2024秋号 』より一部を紹介します。 【画像】黒岩里奈さん 都知事選へ出馬は散歩中の雑談がきっかけだった――安野さんに都知事選への出馬を勧めたのは黒岩さんだったそうですが、きっかけは? 黒岩 都知事選の2ヶ月ほど前にあった衆議院議員の補欠選挙中、「選挙期間を有権者との双方向のコミュニケーションの場にできたらいいよね」と話していて、「じゃあ貴博が出て変えればいいんじゃない?」と言いました。散歩中のなんでもない雑談だったんですけど、翌日には、「出馬を決めた」と言われてびっくりして(
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