東京都新宿区内のマンション建設に反対する周辺住民が、区の建築確認を取り消すように求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷(宮川光治裁判長)は17日、区側の上告を棄却した。建築確認を取り消した区側逆転敗訴の2審東京高裁判決が確定した。マンションは完成間近の状態で、工事がストップしている。 最高裁が建築確認の取り消しを求めた訴訟で判断を示したのは初めて。住民側の代理人の弁護士らによると、工事が進んだ建築物の建築確認を取り消すのは異例。区や業者は取り壊しなど、対応を迫られる。 問題のマンションは、タヌキが生息する「タヌキの森」と親しまれている同区下落合の屋敷跡に建設。地上3階地下1階で、延べ面積約2800平方メートル。敷地の周囲はがけ状で、長さ約30メートル、最小幅4メートルの空き地で外の道路に通じるが、災害時の避難のために建物敷地が接する道路の幅を定めた都条例では、延べ面積が2000平方メー
文化審議会(西原鈴子会長)は16日、迎賓館赤坂離宮(旧東宮御所、東京都港区)を国宝と重要文化財に同時指定することなどを求めた答申を、川端達夫文部科学相にした。明治以降の近代建築に対する国宝指定は初めて。近く答申通り告示され、建造物分野の重要文化財は計2359件(うち国宝215件)となる。 迎賓館以外に関する答申内容は次の通り。かっこ内は所在地など。 【重要文化財の新規指定】旧大湊水源地水道施設の第一引入口など3カ所(青森県むつ市)▽旧鶴岡警察署庁舎(山形県鶴岡市)▽内外大神宮の内宮本殿など3棟(茨城県筑西市)▽旧西尾家住宅の主屋など7棟(大阪府吹田市)▽石谷家住宅の主屋など8棟(鳥取県智頭町)▽旧志免鉱業所竪坑櫓(福岡県志免町)▽草野家住宅の主屋など4棟(大分県日田市) 【重要文化財の追加指定】木幡家住宅の奥座敷棟など7棟(松江市) 【重要伝統的建造物群保存地区の新規選定】西予市宇和町卯之
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