「(被害に遭った)駅に行くたびに思い出すし、エスカレーターに乗るたびに思い出す」 「ひょっとして盗撮データが出回っているのではと動悸(どうき)がして動けなくなる」 全国の盗撮の検挙件数は昨年5,019件と過去最多、この10年で2倍以上に増加しています。 私たちが行ったアンケート調査でも「盗撮されたことがある」という回答は3,420件にのぼりました。その声からは、盗撮が被害者の心身や人生に深刻な影響をおよぼすことが伝わってきます。 “たかが盗撮”では、決してない。 スマホや小型カメラが普及する今、盗撮は誰の身にも起こりうる性暴力です。 (「性暴力を考える」取材班) ※この記事では性暴力被害の実態を広く伝えるため、被害の詳細について触れています。フラッシュバックなど症状のある方はご留意ください。