「医師の働き方改革」取り組み事例紹介 時間外労働100時間の産婦人科で、残業時間の半減を実現! 「チーム制」「時間外業務を発生させない仕組みづくり」「ICT活用」「タスク・シフティング」~明日から実践できる10の取り組み 柴田 綾子 氏(産婦人科医/淀川キリスト教病院 産婦人科 副医長) 2019.11.13 医師の長時間労働是正を目指す「医師の働き方改革」。2019年3月には、年間の時間外労働の上限時間が「年960時間(一部1860時間)」に定められ、2024年4月からの適用に向け各医療機関はその実現が求められています。 しかし、厚生労働省(以下、厚労省)や医療業界団体による医療機関調査の結果を見ると、見通しは厳しいと言わざるを得ません。救急の現場において医師の業務負担を減らすには「医師の増員」が必要であると回答した医療機関は約半数にのぼりました1)。また、救急医療に限らず、多くの調査で