筑摩書房の奇跡の復活。現社長がはじめて全容を明かす。(上) 2007年04月11日10時03分 / 提供:PJ 写真拡大 筑摩書房の菊池明郎社長。筑摩書房の復活について語る。東京・文京区の男女平等センターで。(撮影:穂高健一) 【PJ 2007年04月11日】− 出版不況といわれる現在、倒産(会社更生法の適用)から立ち直った筑摩書房に対して、世間の関心が高まっている。筑摩書房の菊池明郎社長(60)は公の場で、倒産から復活まで語ったことはまずなかった。業界の経営者の集まりで、経営の参考としては2、3度軽く触れた程度だった。 「筑摩書房は完全に自立できました。歳月も経ってきたことだし、辱や恥部をさらけ出すことに、いまやためらいはない」と全容を語ったのは、『本の会』(代表:大出俊幸さん、新人物往来社)が主催した、3月度の講演会だった。場所は東京・文京区の男女平等センターで定員20人。出版関係