囲い込みは時代遅れ
ECの分野は不況だから伸びる可能性があるが、追い風ではない――「livedoor デパート」などのインターネットショッピングサイトを運営する買う市の平松庚三取締役は話す。従来のような消費者の囲い込みではない新しい施策を打ち、サイトの利用者と出店するテナントの双方にとっての利便性を追求するという買う市の2009年の取り組みについて聞いた。 ITmedia 不景気といわれます。買う市にとっての最近の経済状況をどうとらえていますか。 平松 2008年の暮れから国内の景気が急激に悪化しましたが、ECは煽りを受けることが少なく「不況だから伸びる」という可能性があります。こうした不況下では消費者は、数ある商品の中から一番安いものを探す傾向があります。その場合、ネットの方が商品の比較検討がしやすく、安いものを探しやすいんです。 不況は、ECを伸ばすチャンスといえます。ただし、同時に自分の会社の内部を開拓
livedoor デパート、成果報酬型のレコメンドサービス導入
カウイチ（東京都港区）は2008年10月15日、同社が運営するEC（電子商取引）モール「livedoor デパート」に成功報酬型のレコメンドシステムを導入したと発表した。ユーザーの行動を分析して、より嗜好（しこう）性に合った商品をレコメンドして収益拡大を図る。 レコメンドは、ユーザーの購入商品や閲覧ページの履歴などと、人気のある商品や売れている商品の情報を組み合わせてお薦め商品を選び、検索結果、商品詳細ページ、注文完了ページなどに表示する。livedoor デパートに出店する店舗ごとのレコメンドではなく、すべての店舗の商品を横断的に分析し、表示対象とする。 今回livedoor デパートに導入したレコメンドサービスは、シルバーエッグ･テクノロジー（大阪府吹田市）が提供するASP（アプリケーション・サービス・プロバイダー）型のサービス「アイジェントASP」。利用料金は成果報酬型で、レコメンド
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