不況時だからこそ高まる「エンタープライズ・アーキテクト」の存在価値 経営とITの橋渡しを担う“設計者”の実像に迫る 関連トップページ:CIOの役割 | IT組織改革 | 人材育成 企業においてアーキテクチャに基づいたIT計画やビジネス・ソリューションの立案・提供を主導する「エンタープライズ・アーキテクト」の存在価値が、今、あらためて見直されている。このポジションは明確に定義しにくいものの、特に不況時において、いっそう重要性を増すものと考えられる。単にテクノロジーの標準策定者などと定義している企業もあるが、CIOは、そうした役割以上に彼らをうまく活用すべきである。本稿では、エンタープライズ・アーキテクトの存在を高く評価する米国企業の事例を紹介しながら、彼らがどのような役割を果たしうるかについて考察する。 キム S. ナッシュ ● text by Kim S. Nash 日増しに高まる存在価値