<見学レポート>牛窓の「八朔ひなかざり」 八朔の節句行事いろいろ ■今日は旧暦の八朔。皆さんが暮しておられる地域では「八朔(はっさく=八月朔日、八月一日)」の節句を祝われますか? 玩具博物館のある町では八朔の祝いは行われていませんが、瀬戸内海沿岸地方には、“たのもの節句”ともよんで、八朔行事を伝えている町々があります。“たのも”とは、「田の面」「田の実」とも書き、八朔は、田に実りゆく稲の健やかなことを願い、お世話になった方々に感謝を表わす行事として知られています。太陽暦では季節感が合いませんので、ひと月遅れの9月1日、あるいは太陰暦8月1日に行われています。 ■郷土玩具の世界には、この節句にあたって、子どもの誕生を祝い、元気な成長を祈って贈られる玩具や人形の数々が残されています。福岡県甘木の「八朔びな」や福岡県芦屋の「八朔馬と団子雛(ダゴビーナ)」、広島県尾道の「田面船(たのもぶね)」など
みなさん、 マレーシアのヒンドゥー教のお祭り「タイプーサム」をご存知でしょうか?世界には様々なお祭りがあり、それぞれのお祭りはその土地の宗教や伝統、風土と色濃く関係しています。日本にもだんじり祭り、三社祭など各地に多くのお祭りがありますね。 今回紹介する「タイプーサム」は、その苦行っぷりから「奇祭」と呼ばれることもしばしば。なぜ彼らは自らに苦行を課すのか、実際にマレーシア・クアラルンプールでこのお祭りに参加した私が感じたことをシェアしたいと思います。 タイプーサム(Thaipusam)概要 タイプーサムは、軍神・ムルガンに関するお祭りです。母・パールバーティーが、邪悪なデーモンとの戦いに勝利するために、息子・ムルガンに槍を授けたという故事をお祝いするものです。 このお祭りはタミル暦のThaiの時期(1月・2月)の満月の日に行われ、実際には毎年1月末〜2月上旬に行われています。2019年のタ
・メンタル激弱人間が1日10時間ナンパを続けた結果 ・一部上場企業を3ヶ月で退職、起業しナンパ塾運営 ・ナンパで鍛えた独立不羈の精神でアフリカに移住 1週間の予定であるパプアニューギニア滞在も4日目を迎えようとしていたときにふと思いました、 「ってかポートモレスビー暇じゃね?w」 と。 首都ポートモレスビーでは大した観光地もやることも特にないのですw しかしパプアニューギニアといえば地方の部族が有名で、 なんと数千もの独立したトライブがあり、EXILEのそれとは比べものにならないなどと言われております。 「しゃあねえ、行くか。」と。 中でも観光でカジュアルに訪問などもできるアサロ族のマッドメンに会いに行くことに。 体に泥を塗り、泥でできたマスクをかぶっている部族。 1ミリも予定はなかったのですが、急遽1泊2日の弾丸で攻め込むことを決めました。 今回はその模様をばお送りしていこうかと。 では
作曲家・成田為三 前編 「浜辺の歌」から100年 日本で初めて、子どものための童謡を発表したのは、秋田出身の作曲家。このことを知っている人はどのくらいいるのだろう。僕も知らなかった。その人の名は成田為三。曲は「かなりや」。「うーたをわーすれった、かーなりーやーはー♪」。… もろこし①謎に包まれた「もろこし」調査開始 秋田銘菓「もろこし」をご存知ですか? 秋田のおなじみ「なまはげ」や、毎年8月に開催される「秋田竿燈まつり」の様子や立派な秋田蕗など秋田にまつわる様々な意匠をかたどった、干菓子。秋田の人は誰もが知るお菓子、だけどなぜか、詳… マタギ①先祖代々マタギ・70歳 1冊の本があります。『最後の狩猟者 阿仁マタギと羽後鷹匠』。1976~77年にかけて朝日新聞秋田支局の記者が取材したもので、この本の取材ノートにはこう書かれていました。「昔を知るマタギはもう何人もいない。あと十年もたった… 鳥
先日、奇祭&温泉の旅行計画を立てていたら、温泉むすめなるものを発見しました。日本全国の有名な温泉地がキャラクター化されているようでして。最近は戦艦でも動物でも何でも擬人化される世の中なのですね。そして確信したのです。これは近い将来、奇祭の擬人化、「奇祭むすめ」もあり得るなと。氷瀑ちゃんや牛鬼ちゃん、ボゼ美など、妄想が止まりません。 どうも。奇祭ハンターのまっくです。というわけで全国の奇祭がキャラ化される未来に備え、独断と偏見で全国の都道府県からおすすめの奇祭を選び、「全国奇祭47リスト」を作成しました。暫定メンバーなので、順次更新していく予定です。あなたの押しフェスを見つけるのに役立ててもらえると幸いです。 全国奇祭47リスト (氷瀑祭り) 北海道 氷瀑祭り/天狗の火渡り(7月・9月)/イオマンテ/オッパイ山祭り/まりも祭り/北海へそ祭り 青森県 はげ頭吸盤綱引き/キリスト祭/おこもり/騎
兵庫県最北端は豊岡市竹野町。集落で見つけたハリセンボンは魔よけと信じられていたが、今はほとんど見られない。12月8日の「コト八日」にまつわる風習を県内外に追うと、製鉄と風習の伝わる道が重なり合った。 JR竹野駅(豊岡市)でスタンプを押すと、図柄はハリセンボンだった。 冬の竹野といえば、松葉ガニなのに…。いぶかりつつも浜辺へ足を延ばすと、焼き杉板の古い家並みが。ここは北前船で栄えた町。路地をさまよい歩いていると、時を旅するようだ。 おや、軒先にぶら下がるのは、ハリセンボンでは。「魔よけと聞いてます」と住人の東實千代(みちよ)さん(76)。2006年冬、大量にハリセンボンが打ち上げられ、地元の商工会がふぐ提灯(ちょうちん)に加工したものだという。 温・熱帯の魚と思いきや、城崎マリンワールド(同市)によると「対馬海流に乗り北上し、冷水で弱って流れつく」のだそうだ。 それを魔よけにする風習が12月
安曇野の四季 宮下 鉃 写真ブログ信州安曇野の風景写真を中心に信州の櫻・信州の祭りなどを撮影しているカメラマンです。 四季を通じ安曇野の空気感をお届けできればと思っています。 祭りの写真は人物をそのまま表現し掲載しておりますがお許し願います。(作品の無断転用禁止です。) 松本の事八日行事(コトヨウカ) 国選択無形民族文化財に指定されている松本地方の2月8日に行われる「コトヨウカ行事」のうち両島地区に伝わる「お八日念仏と足半」を取材した。コトヨウカ行事は、貧乏神や疫病神を追い払い、身近にある藁で、足半(アシナカ)や馬・龍・百足(形状で呼ばれているようである)をかたちどったものを作り、疫病神を焼くか地区はずれの村の入り口に飾って1年間の無病息災や五穀豊穣を願い魔除けとする行事と仏教の八日念仏が一緒になったものと理解する。 松本地区でコトヨウカ行事が行われているのは、次の地区である。 ① 入山辺
冬の入口ごろにあたる12月8日、そして立春ごろにあたる2月8日は、民間習俗で「事八日(ことようか)」にあたります。12月8日を「事納め」、2月8日を「事始め」(またはその逆)とも呼ばれます。以前は「事」とは、12月8日を一年の農事の終わりとはじまりのことだとか、または正月に歳神を迎える行事のことだとかと解釈されてきましたが、研究が進むうち、その解釈には異論も出てきています。地域によって一つ目の妖怪が里にやって来るとも、福神が家を訪れるともされ、複雑奇怪な信仰行事が各地で行われてきました。「事八日」とは一体どういう日なのでしょうか。 事八日の風習および伝説としてもっとも有名で印象的なのは、主に関東地方から東海地方に分布する、目籠を長いさおの先にかけて軒先に吊るすならわしです。 この日各戸を訪れて災いをもたらすという一つ目小僧や、やはり一つ目の妖怪・箕借り婆 (みかりばばあ)が、目籠の無数の目
12月8日と2月8日が対になり、「事八日(ことようか)」と呼ばれるのをご存じでしょうか。「こと」は「行事」「祭事」「斎事(いわいごと)」のことを指します。人々は、どちらか一方を「事始め(ことはじめ)」、もう一方を「事納め(ことおさめ)」の日と定め、昔から特別な日として過ごしてきました。一体、どのようなことをしてきたのでしょうか。 地域で異なる「事始め」「事納め」の日 事八日がいつごろから始まったものか、正確には伝わっていませんが、宮中行事が確立していった平安時代の延喜年間(901~923年)以降との説が有力です。この日には、強飯(こわめし)や団子を作って祝ったり、餅をついて神に供えたりする地域があるほか、「お事汁」といって大根、ゴボウ、里芋、コンニャクなどを入れた汁を食べる風習も伝わっています。 面白いことに、12月8日と2月8日、どちらの日を「事始め」「事納め」とするかは地域によって異な
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民俗学者で作家の畑中章宏さんが、民俗学の視点から先端科学や自然現象を読み解く連載。第5回のテーマは、「鬼」。漫画、アニメ、映画と大ヒットを飛ばし、社会現象と言えるまでの存在となった『鬼滅の刃』。この作品の根源となる「鬼」とは一体どんな存在なのでしょうか。その正体を紐解きながら、社会の移ろいと鬼の姿との関係や、さらには未来の「鬼」象を探って行きます。 鬼ブームが続くなか、「124年ぶり」の特別な節分 今年は1897年以来、124年ぶりに、節分の日が例年より1日早い2月2日になる。季節の節目の日である節分は立春の前日に当たり、1年間を「二十四節気」にあてはめて運用をしようとすると、1年にわずかずつだが誤差が生じる。2021年は2月3日が春分にあたることから、2月2日が節分になるのだ。 節分は、人間と鬼があいまみえる重要な年中行事である。この機会に鬼と人間の交渉史について考察したいと思うのだが、
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