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ブックマーク / masanork.hateblo.jp (4)

  • 日本のソフトは「擦り合わせ」で米国に負けた - 雑種路線でいこう

    ものづくり研究では伝統的に日が得意とされてきた「擦り合わせ」が、デジタル家電や携帯電話の世界で必ずしも機能せず「ガラパゴス現象」を招いた背景に何があるのだろうか。 しばしばソフトウェアの世界で重層的な下請構造が問題とされがちだが、この構造は雇用慣行や産業構造に起因しており、必ずしもソフトウェアに限ったものではない。例えば昔の繊維産業や現代の自動車も多段的な下請構造を抱えているが、決してガラパゴス化していない。これから述べることは一般論に基づく仮説であり、いずれ実証分析したいので、間違っているところは是非ともご指摘いただきたい。 自動車や家庭用ゲーム機・デジカメ等と比べてガラパゴス化している携帯電話・地デジ・業務ソフトウェア等で共通しているのは、まず機器メーカーが最上位にいないことである。最上位に電話会社・銀行といった大口顧客やテレビ局のような鍵となるステークホルダがおり、主契約企業が下請

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  • ITの6年前、そして6年後 - 雑種路線でいこう

    明日ちょっと2015年を目処とした将来像とか話すんで頭の整理をしている。2015年って遠い先のようで、たったの6年後。6年で何ができるだろうと考える前に6年前を思い起こすと、ちょうど今の会社に転職して製品マネージャとしてサーバー製品の立ち上げでドサ周りとかやってたっけ。あれから6年も経ったのだから歳をった訳だ。 この6年を振り返ると意外とFTTHとか3.5Gは普及して、公衆無線LANは駄目だったが無線LANはDSのお陰で大衆化した。音声ARPUは快調に減っているが、IP電話は前評判ほど破壊的じゃなかった。AV系ホームネットワークは流行らなかったが、1万円台のHPのインクジェットプリンタにまで無線LANチップが載っている。CPUのクロックが2〜3GHzで頭打ちして、ノートPCに載せるメモリは2GBで頭打ちして、けどフラッシュメモリは劇的に値崩れ。未だに店頭でWindows XPをプレインス

    ITの6年前、そして6年後 - 雑種路線でいこう
  • 「ただ働き」は三文の得 - 雑種路線でいこう

    僕がこの業界で何とかやってこれたのも予備校時代、秋葉原の当時ぷらっとホームの下にあった日立ソフトのショールームでのただ働きがきっかけだ。「謎の予備校生」として連日入り浸り、デモ環境つくったり、調子の悪いPCを直す代わりに諸々教えてもらった。そこで広がった人脈から、大学に入って仕事を貰うようになった。その縁で学会の手伝いをしていたら、霞ヶ関や永田町を出入りするようになった。 ただ働きを、安売りするんじゃねえ。 なんの実力も実績もない「ただ働き」なんて、単なる足手まとい、マイナスなんだよ。「ただ働き」ゆえに、どんな失敗も免責されてしまう。その分確実にマイナスになる。 ただより高いものはねえんだよ。 学生のとき前の会社から足抜けし損ね、ネットベンチャーに恵比寿のマンションの1室を与えられ居候として無給で週1 + アフター5の手伝いをしていたら、1年足らずで買収されるまで、認証連携の特許を申請した

    「ただ働き」は三文の得 - 雑種路線でいこう
  • 問題は内定取り消しより新卒偏重では - 雑種路線でいこう

    正社員だって整理されちゃう時代なら、内定を取り消されたって仕方ないだろって気もする訳ですよ。で、問題は内定取り消しそのものじゃなくて、それが今後のキャリアに大きく響いてしまう新卒偏重の方なんだよね。ところが首相のコメントとか労働基準監督署の指導とか、おかしな方向に走っている。役人も記者も新卒採用が多いから、自分が暗黙のうちに差別を認めていることに気づかないのかな。 どこの馬の骨ともつかない一般学生に100万やろうという話がでて、社会がそれに「かわいそうだ」とか同情する一方、100万円もあれば生きる事ができるかもしれない就職氷河期世代の非正規労働者に、質的な意味での同情の声は上がらないわけですよ。 麻生太郎首相は10日午後の参院予算委員会で行われた経済・社会保障に関する集中審議で、企業による新卒者の内定取り消しが増えていることについて「これから(社会人として)スタートする人が、かなり大きな

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