近年、アメリカのIT企業での導入数が増加傾向にあるプログラミング言語の1つが「Scala(スカラ)」です。Javaとの互換性が良く、その使い勝手の良さで人気を集めています。今後、日本でも導入が増える可能性が高く、すぐにでも勉強したいと思っているエンジニアも多いでしょう。 今回は、Scalaの特徴や開発手法を解説するとともに、Javaとの関係についても触れていきます。Scalaを使ったシステム開発を考えている方は必見の内容です。 目次 Scalaは、2001年にスイス連邦工科大学のマーティン・オーダスキー教授によって開発され、2003年に内部で公開、2004年にJavaのプラットフォームにリリースされたプログラミング言語です。プログラミング言語として定着しているJavaが登場したのが1995年であり、Scalaは比較的新しい言語といえます。 Scalaは現在も進化を続けており、2006年には