FIFAワールドカップ南アフリカ大会も、決勝リーグが始まった。アジア勢では、日本と韓国が予選を突破することができた。残念ながら韓国はウルグアイに敗れ、ベスト8入りを逃した。後は日本の活躍にアジア各国からも注目が集まっている。 ただ、実は、日本と韓国ではプロサッカーリーグを支える社会システムが異なる。日本は、プロチームの下にユースなどを抱えるクラブのシステムが本格的に機能するようになったのは、Jリーグが発足した1993年頃になってからだ。以前から存在している大学、高校、中学などのサッカー部が、人材育成面ではいまだに非常に重要な役割を果たしている。 一方、韓国では、中学校や高等学校では、サッカー部の活動はあまり本格的に行われていない。むしろ、限られた人数のエリート選手が体育専門高等学校に入って鍛錬する方が一般的だ。このように韓国では、サッカーや野球など人気のあるスポーツに絞り込んでトップの人材
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