A.カルシウムとは? カルシウムは古代から石灰 (炭酸カルシウム) として利用されてきたミネラルです (3) 。カルシウムは、ミネラルの中で最も多く体内に含まれ、体重の1〜2%を占めています。そのうち99%は歯と骨に存在し (1) 、残りの1%は血液や細胞外液などで血液凝固や心機能、筋収縮などに関与し、体内で重要な役割を担っています (5) 。しかし、近年の国民健康・栄養調査の結果が示すように、日本人のカルシウム摂取量は目標を充たしていないため (1) 、積極的に摂取することが大切です。カルシウムは乳・乳製品、魚介類、大豆製品、種実類、藻類などに多く含まれます。 B.カルシウムの供給源になる食品 主な食品のカルシウム含有量は以下の通りです (可食部100 gあたり) 。 ※カルシウムを多く含むメニュー紹介はこちら。 C.カルシウムの特性 (単位・化学的安定性) カルシウムは元素記号Ca、原